壊れかた指南

  • 文藝春秋 (2006年4月27日発売)
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本棚登録 : 173
感想 : 32
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163248400

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい。うまい。一気に読みたいところだがもったいなくて、一編読んでは本を閉じて何か別なことをやり、また読んで、とやりたくなる感じ。

  •  巻中のショートショート集の前後で作品の傾向が変る。前半では「TANUKI」が民話的でよかった。
     巻末4編はマジック・リアリズム等の実験を排した昔ながらの文芸作品で、むしろ楽しく味わえた。中でも「耽読者の家」は「読書の極意と掟」の小説化だと感じた。

  • 実験的で最早現代アートな小説を書く、筒井康隆の短編小説集。
    そんな作者のこんなタイトルの本を読んだら、それこそ本当に壊れてしまうのではないかと、戦々恐々して読んだが、そんな事はなかった。

    短編小説であるため、筒井康隆テイストが広く薄くちりばめられており、テンポよく読めた。意味わからないなーと思っていてもページを進めてしまうという筒井康隆の魅力が反映されている。

    ガチ現代アート風のような強烈なもの(ef. 夢の木坂分岐点、残像に口紅を)の要素は薄い。その点筒井康隆好きには物足りないかもしれない。個人的には、久しぶりに筒井康隆作品を読んだため、このくらいの風味でちょうど良かった。

  • 惰性で読んでる

  •  最初の二話で読む気が失せた。ぼくには無縁の本だということで。

  • 2006年4月30日、初、並、帯付
    2016年9月1日、津BF

  • 余部さんがイチ押し。

  • ゆるやかにおかしい短編大集合 という感じ。
    読後感も悪くないです!

  • おかしな短篇集。
    断筆してたのはいつだっけ。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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