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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163249001
感想・レビュー・書評
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口が達者な元OLが占い師をやっていて、そのほのぼのとした4つのお話。現代らしくない殺伐としてない話なんだよね。ただほのぼのしてるだけという感じ。スーパーダイエーとかスーパージャスコなんて出てくる時点で、ちょっと古いかな。
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脱サラし、ジュリエ数術研究所で二日間研修を受けて、占い師となったルイーズ吉田(本名:吉田幸子)が主人公。
インチキ占い師だけど、そこそこ繁盛しているルイーズ吉田。小学生が「お父さんとお母さんどちらがいい?」と占いに来たり、女子高生がある人を自分の方に向かせたいと占いに来たり、人の終わりが見える大学生が勉強させてほしいと押しかけたりするミステリー要素も少し含んだ連作短編。
占いは、ほぼ信じないたちです。星座占いや血液型占いは観るテレビや雑誌で全然結果が違うし、知らなければ別に落ち込んだり、危機感を持ったりせずに生活することができるので。
本を読んでいて、占いに行く人は、きっと自分の中では選択が決まっていて、あとは後ろからそっと背中を押してほしのだと思いました。
誰かが背中を押してくれると、心強くなり、その道を進むことができます。
今回も登場した少しクセがあるけど、魅力的なキャラ。ルイーズ吉田の師匠ジュリエ青柳に主人公の彼氏通彦。どの作品にも魅力的なキャラが登場するので、瀬尾さんのレパートリーの多さに驚かされます。
本作品でも心を優しく揺さぶってもらいました。今日も一日、温かい心で過ごせそうです。 -
最初は登場人物の一人に不信感を抱いたが、時と共に色々変わる。
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再読です。
良いことはもちろん悪いことも、すぐ信じてしまうので、占いは苦手…。
なので、朝の情報番組が占いコーナーになると、速攻でチャンネル変更(笑)
小学生の堅二くんとお父さんの「ニベア」が一番好き♪。
終わりが見えちゃう武田君も、いい味だったし、
何度もチャレンジしては成果が出ない、女子高生のお相手も!
瀬尾さんらしい、優しさの詰まったいいお話ではあったけれど…、
ただひとつ、主人公の設定がう~ん…。
強運の持ち主である男性を振り向かせるために、
占いを駆使して奪ってしまうルイーズって…。
いくらなんでもね…。
いいかげんで、テキトーな占いをしているようでも、
案外真剣に相談にのってあげるところは好感持てるのになぁ。
(本当に通彦って強運の持ち主?)
迷っている人の背中をぽんと押してくれる占い、
でも、なんだかんだいって、みんな最後は自分で決めるんですよね。-
こんにちは(^-^)/
再読したんだね〜♪
ほとんど内容忘れているけど、ニベア私も好きだった気がする(笑)
その言葉を聞くと胸が...こんにちは(^-^)/
再読したんだね〜♪
ほとんど内容忘れているけど、ニベア私も好きだった気がする(笑)
その言葉を聞くと胸がふわってなったよ。
うん、うん、瀬尾さんらしい暖かい応援メッセージの作品なのにどうしても道彦の事がね…
私の思いをうまく言葉にしてくれてありがとう。
今ちょっと落ち着かない日々が続いてしばらく感想になかなかコメントできないけど、いつも楽しく読ませてもらっているからね〜♪
あっ、地震とは関係ないからね!
では、またね(⁎˃ᴗ˂⁎)2016/05/25 -
けいちゃ~ん、こんばんは~♪
気になってたんだよ~。
いいね!してくれて、本棚に行っても更新されてなくて、寂しかったよ(>_<)
...けいちゃ~ん、こんばんは~♪
気になってたんだよ~。
いいね!してくれて、本棚に行っても更新されてなくて、寂しかったよ(>_<)
そう、あのあとすぐに探し出して読んだの(笑)
けいちゃんのレビューにコメしようとしたら、なくてできなくてね。
でもレビューがなくてもコメできるんだね。知らなかった。
ニベアはね、けいちゃんも好きだったと思うよ。
お母さんを亡くした男の子のために、
お父さんがお母さんの役をし続けるお話。
それで、大人になった男の子が…。
思い出したかな?
そういえば、最近、瀬尾さん新作ないね。
了解です!
心配性で、かえって気を遣わせちゃってごめんね。(*^-^*)2016/05/26
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確かに何かに迷ってる時、背中を優しく押して欲しい時に占いを頼ってしまうもんなのでしょうね。。
昔から占いは良いことしか信じない私ですが笑。
(そういえば、今の旦那はんと婚約して幸せいっぱいの時期に、旅行中のノリで友達が占うからと便乗して一緒に私も横浜中華街で占ってもらったら、結果が散々でね笑。ノリで占ってもらった私も悪いけど、今でも忘れないぜ、横浜中華街のインチキ占いじいさん笑)
主人公の占い師ルイーズは、占いは適当だけど真剣にお客さんと向き合って、ちゃんとお客さんの背中を押してあげてて、どのお話も読んでてほっこりしました^_^ -
何気ない日常。
視点を少し、考え方を少し、変えることで、自らが既に「幸せ者」であることに気付く。
瀬尾さんの描く物語を読むと、いつも身体の芯から、ぽかぽか温まる気がします。
さて、印象に残った言葉・場面を、いくつかご紹介。
【印象に残った言葉・場面】
〇 ジャスコデートのお話
⇒ジャスコデートを、一緒に楽しむことができる相手≒大切なパートナー
自身の半生を振り返ると、説得力のある言葉で、笑いがこみ上げてきました(笑)
(きっと、共感できる人は多いはず!)
〇 ジュリエ青柳はまるでプリンのように、味噌をスプーンですくって食べていた。
⇒この一文だけで、ジュリエ青柳が、凄腕の占い師であることは疑いようがありません(笑)
味噌をスプーンで食べる女性という表現に脱帽です(笑)
【総括】
データサイエンス、統計学、占い?
確たる証拠を基に、将来を見据えて、取捨選択することは重要です。
ただ、一方で、自身の直感に素直に従うことで、生き方に幅が広がることも事実。
総括すると、瀬尾さんの描く物語は、素敵だということです(笑) -
2019(R1)10/3-10/7
“なんちゃって占い師”のもとへ転がり込んでくるいろんな人と、“なんちゃって占い師”さんの心の変容を穏やかに描く、あったかい連作短編集。
スイスイ読めた。一話完結のドラマにしたらとてもおもしろそう。 -
図書館の神様で、瀬尾ワールドに引き込まれました。
忙しくて、わさわさした自分を落ち着かせてくれます。
この本の中では、ちょっとせつなくて、くすっと笑えるニベアが好き。
そういえば中学生の頃、占いの雑誌を(なんて本だったかなぁ?)真剣に読んでたな。自分に自信がなくて、いっぱい迷うことだらけで、ちょっと背中を押して欲しかったんだな。今でもたくさん迷うけど、占いに頼らなくなったのはどうしてだろう。
著者プロフィール
瀬尾まいこの作品





