女甲冑録

  • 文藝春秋 (2006年9月25日発売)
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163250205

感想・レビュー・書評

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  • 4-16-325020-4 238p 2006・9・30 1刷

  • ほぼ無名の女武者を登場させている。
    全体的にこれといった人物無し
    忍城あたりは他の本で知られているか?
    語りとしてもあまり面白くない

  • ○「黒紙の太刀」(常山城主上野肥前守隆徳の正室・鶴姫)
    ○「天冠」(巴御前)
    ○「朱の面頬」(引馬城主飯尾豊前守連竜の正室・田鶴)
    ○「忍城の美女」(忍城主成田下総守氏長の娘・甲斐姫)
    ○「青黛」(安濃津城主冨田信濃守信高の正室・ゆきの方)
    ○「つる姫奮戦」(大三島大祝家の鶴姫)

    の6編からなる女武者の物語。
    女性ながらにあっぱれな生きざま。
    いざという時に腹をくくれるのは、やはり女性なのかしらね。

  • タイトルから察せられる通り、戦う女性を描いた短編集。武蔵忍城の甲斐姫目当てに購入した本ですが、他の田鶴姫やつる姫等どの女性もそれぞれ守るべきもの信念を持って戦う様子が唯々諾々とただ政略の道具に甘んじなかった様子は痛快とも言えますし、また悲しくもありました。結末全てが決して幸せな終わり方をしてないこともあるかとは思いますが。個人的にはやはり忍城贔屓なので「忍城の美女」押しで。

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著者プロフィール

東郷隆/横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館学研究員、編集者を経て、作家に。詳細な時代考証に基づいた歴史小説を執筆し、その博学卓識ぶりはつとに有名。1990年『人造記』等で直木賞候補になり、93年『大砲松』で吉川英治文学新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞、12年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞。その他著書多数。

「2022年 『妖変未来記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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