灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163250304

感想・レビュー・書評

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  • 【概要・粗筋】
    誠が盗撮写真で金を稼ぐ小学五年生ミノルをマッドドック丸岡から守る表題作、ある強盗傷害事件の被害者と加害者の再生を描く「野獣とリユニオン」、誠がGボーイズの先代キングからの依頼で知恵遅れのテツオと共に幼児性愛者を負う「駅前無認可ガーデン」、池袋の風俗街に対する大規模な摘発を誠が阻止する「池袋フェニックス計画」の四編を収録するIWGP第六弾。

    【感想】
    IWGPは作を重ねる事にどんどん退屈になり、印象が薄くなってくる。「野獣とリユニオン」以外はさほど面白いとは思えなかった。表題作はなぜ表題作になったのかわからないぐらい出来が悪い。ミノルが薄ぺっら(ちょっと賢い程度の男の子)だし、誠との交流もさほどない。マッドドック丸岡も頭がおかしいってだけでたいしたことない。

    唯一「野獣とリユニオン」はよかった。外出先にもかかわらず、涙ぐんでしまった。

  • 灰色くらいがちょうどいい…ちょっとは汚れて生きてみよう!

  • 6作目にして、久々の色恋。

  • このシリーズはストーリーが分かりやすくテンポがよいのでどんどんと読み進めてしまいます。
    また登場人物の描写も丁寧ですからストーリーに引き込まれやすいです。
    毎回起こる事件は時事ネタが元になっているためストーリー全体が引き締まるうえに、そこに人間の愛情や友情といったドラマが入り込んでくるのでただのドキュメンタリー小説では終わらず懐の深い作品となっています。

    結構好きなシリーズ作品です。

  • どこかの書評にも書かれていたけれど、
    石田衣良さんの書く子供のキャラクターは
    魅力的なものが多いなと感じた。

  • 表紙かわいいな

  • いつも、よくおもしろいネタが尽きないなぁと思い読んでいました。表題作の灰色のピーターパンより池袋フェニックス計画のほうが面白かった。

  • 『池袋フェニックス計画』が特におもしろかった。

  • 1にまとめてレビュー。

  • マコトもタカシもかっこいいけど
    サルもすき。

    主人公:マコト・タカシ・サル

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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