泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163251202

感想・レビュー・書評

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  • 赤壁かと思ったら、その前の長坂坡の戦いを長々と。確かにアホみたいな行動やもんな。読みながら納得。
    しかし、三国志が分かる人なら、面白いわ、酒見さんの解説は。次がようやく赤壁ですね。それも楽しみ。

  • 第2部が出ているとは夢にも知らず。
    一巻を読んだのはかなり昔で、話がどこまで進んだかも覚えてないけど、酒見節は相変わらず。
    若干というかかなり冗長だけど、脱線と逸脱に諧謔を楽しむ本なので、致し方なし。

  • 前作同様の面白さ。アンチ蜀軍の自分でも、だからこそ、楽しめる。

  • 第1部を読んだのが2007年、その後すっかり忘れていましたがいつの間にか、第2部・第3部が出ていました。
    第1部は三顧の礼。劉備が嫌々ながら孔明を訪れ、ほとんど殺意を抱きながら孔明を召し抱えることになるまでの顛末が語られていましたが、この第2部は長坂坡の戦いが描かれます。
    何というか、もう、酒見さんがニヤニヤと楽しみながら(いや、実際は資料考証とか大変なんだろうけど)書いている姿が目に浮かびます。
    劉備をここまでクソミソに書いてある三国志も珍しいでしょうね。
    関羽も張飛もひどい描き様で、横山光輝の『三国志』で育った世代としてはあまりのギャップに笑い死にしそうです。
    それにしても、長坂坡だけで一冊とは。
    あと何冊で五丈原まで辿り着くのでしょう?

  • 初出は『別冊 文藝春秋』ということなのですが、同誌の主たる読者層にエヴァネタが通用したのかどうかが気になるところです(笑)

  • そろそろ第3部が出そうなので再読。
    長坂坡だけでまるまる1冊の第2巻。相変わらず抱腹絶倒。
    もしかして、酒見さんって誰よりも真面目に三國志を再検証しているのではないだろうか…と思えてきた時点で私もだいぶぐんしーに毒されているのか。

  • 第一部に引き続き酒見先生絶好調。エヴァパロには爆笑させてもらいました(笑) 続きが早く読みたくて仕方がありません。

  • 期待に反さず第一部以上に崩してくれたので★5つ。ただし、吉川本でも横山三国志でも何でもいいから一般的なストーリがわかってないと、さっぱりワヤな内容だろうなとも思う。
    それにしても、物凄く調査と考察を丁寧にやっていた成果を、まるでコタツで煎餅を食べながら片肘付いてでも書いたかのような仕上げっぷりをするあたり、この著者自身が(この本の)孔明像に極似であり、編集者あたりを「ぐんしー」してそうな感がある。
    この先どこまで書く気なんだろう。500ページで出廬から長坂坡とは進みが遅いにも程がある。魏延の再登場はまた後でなどとあるが、ほんとに辿り付けるのかいな。んー。

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