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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163252704
感想・レビュー・書評
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嘘だったり取り繕ってたり、それと気付いていて相手に気付かれているのもわかっていて、その上で関係を保っていたり、またそれを壊したいと思ってもいたり。そんながんじがらめの生活の中で、何かを待っている。それぞれにちょっとした変化の芽が出てきているのを感じたところで、この小説は終わっています。それぞれのこれからはどうなっていくのかそれが、自分のこれからに置き換わって心の中に広がっていくような気がしました。
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29:00:00
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なんだかお話がとっ散らかってる…?そんな印象を受けました。でも学園特有の狭い世界観が不思議でした。誰もが違う場所で違うことをしてみたりしているのに、誰もが学園に縛られてる。そんな印象を受けた。
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何か良く分からないな。
パーシモンって響きがいいな。 -
表紙と中表紙に惹かれて。
あれは、恭なのかね?
学園物って
強烈でいて、不思議な話が多い。 -
退廃系の学園もの。
家族や生活さえも、お洒落な自分の理想通りに作りこもうとする読者モデルの母を持つ、美少女、真衣。過去に恋愛で傷ついた経験を持ち、認知症の祖母をいじめている母のいる、女にモテる恭。絵の才能があり、それがゆえにいじめられている木綿子。この高校生3人と、妻との生活が破綻していて学園にも馴染んでいない美術教師磯貝の、居場所のない4人の視点で書かれる。
舞台となる学園は幼稚舎から大学までの一貫校で、創立者であるカリスマ学園長は病気で死に瀕している。学園内で囁かれる様々な噂…
狭い、小さく完結した世界の中で、外からは異常に見えるまで密度が濃くなっている感じが不気味だった。 -
登場人物・ストーリー共になかなか独特の雰囲気で、引き込まれました。
最後の方はなんだか釈然としない終わり方だなあ、という気がします。 -
ざらりとした不快な肌触りが持ち味か。
著者プロフィール
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