- 本 ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163253305
感想・レビュー・書評
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ようやく官渡の戦い。史実を元にした小説、なので、どこまで本当なのか、ですが、そういうことではなく、著者から見た三国志、なんですね。
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曹操はついに立って天子を奉じることにし、洛陽に帰る。
呂布、公孫瓚、袁術らが舞台から姿を消し、袁紹との官渡の戦いが始まる。
<amazon商品詳細より>
官渡の戦いで、曹操が袁紹を破る。
曹操と袁紹の違いがくっきりと描かれている。
人の才能を良く見極め、適材適所に使い、最大限の力を引き出す能力を持つ曹操。
それに対し、人の話に耳を貸さず墓穴を掘る袁紹。
一方で孫策は一気に勢力をに広げつつも
非業の死を遂げることになり弟の孫権に引き継いで退場。
これで三国志のメジャー級が一気に顔をそろえたという感じ。 -
この巻には官渡の戦いが含まれており、必然的に曹操の話が多く、袁紹の話も多く書かれている。
ここでの2人の話は対比で書かれているように私は思う。
策の使い方、決断の早さ、家臣からの進言の採用の仕方などで勝者である曹操が優秀に書かれているのは当然としても、公孫?と戦っている間は袁紹もうまく戦っていたのに、自分の望む未来に足がかかったことで、侮りが起きてしまったのだろうか?
劉備に関しては登場回数が増え、これから活躍が見れるようになると思うが、決断の早さだけはこの時点でも曹操に劣らないように私は感じた。
孫策は一気に勢力をに広げ、弟の孫権に引き継いで退場してしまった。
呂布は確固たる目的なしに合同している間に曹操に敗れた。
段々とピックアップされる人物が一定になり、三国志時代の訪れを示唆しているようだ -
官渡の戦い終了
袁紹死亡
ちょくちょく知らない名前が出てくる -
官渡の戦いまで来ましたが、なんかすごくあっさりと云うか淡々と進んでて、これまで読んだ三国志に比べて盛り上がらない。関羽が劉備と分かれ曹操に仕え、そして再び劉備の元に戻るのもムチャクチャあっさり。ちと物足りない感じ。
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いよいよ袁紹と曹操の対決へ向け、盛り上がりを見せていく。曹操に出会った郭嘉が「学問しているので愉快」と感じたり、徐晃が多くの捕虜の中から見出された人材発掘の神力など誉め言葉がちりばめられている。郭嘉も徐晃も吉川三国志では端役だったが!曹操が嫡男・曹昴を喪った戦いの場面、そして曹昴から曹丕への後継変更による2人の夫人の間の譲り合い、曹昴の養母・丁夫人を曹丕の実母・卞夫人が四季折々に見舞ったというのは美しい後日談も美しい。
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一つ一つの戦いをあまり掘り下げることがない分、流れがよく分かる。ただあまり中心にいない人物が誰だったか分からなく……。「仁の人」ではない劉備の人物像が良い。
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曹操が天子(献帝)を奉じる。呂布、袁術、袁紹。劉備の存在。
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呉の孫家が不良集団にみえてきました。
著者プロフィール
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