キララ、探偵す。

  • 文藝春秋 (2007年1月25日発売)
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本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784163255408

感想・レビュー・書評

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  •  サクサク読めたが、出てくるキャラクターが語り口調もステレオタイプで、従来のラノベの領域に収まっている気がした。
     竹本健治なら何かやってくれるはず、という期待に届かないので☆4つにとどめておく。
     探偵役がSF的なのだから、トリックもK点を超えてよいと思う。例えば、島田荘司「クロアチア人の手」の如く。

  • ネコ型ロボットかお侍ロボットが欲しい。

  •  謎解きはまぁまぁだったけど、純粋に、語り部である侑平さんのキャラがキモかった。
     口調とか、言葉の言い回しもわざとらしいし、だったらいっそキララとかみたいに振り切っちゃえばいいのに、無理に普通の人キャラにしてるから、スゴい違和感。
     台詞も、普通の人が言いそうで絶対言わないヤツだし。
     もうとにかく侑平さんがキモかった。
     侑平さんだけでなく、その友だちも、何かいちいち面倒くさかった。

     キャラがもうちょっと何とかなってたら、もっと楽しく読めたと思う。

  • 人間との違いがわからないほど精巧なメイドロボットが、事件解決に実力を発揮するお話。
    いつかはこんなロボットが出てきて、人間社会を支配して行くのかなあ

  • 新しい分野?

  • 推理モノですが、設定にSFが入ってます
    子供に読ませようと思ったのですが

    想像できないくらい   エロイ!

    ま、推理小説の基本は抑えていますよ

    キララかわいい!
    欲しい!
    クララでも良い!!

  • ライトミステリなんだろうか。竹本さんてこんなだったかな~と思いながら読みはじめたんですが、ところどころ「あぁ、ぽいな~」と感じる部分もありました。

  • 竹本版ライトノベル。
    メイドさんとミステリ。
    ちょっとえっちいけど、
    メインは謎解。
    挿絵が結構リアル。
    マッドサイエンティストって!!
    設定がちょっとありがちだなあ。

  • ■ アイドル好きの童貞オタク大学生・乙島侑平は、研究者の従兄から新製品のモニターを頼まれた。ところが届いた新製品とは、なんと美少女メイドロボット「キララ」。人間とまったく見わけのつかない超美少女メイドにアレコレご奉仕されてドキドキしっぱなしの侑平。しかも、ふだんは「どじっ娘」メイドであるキララには、スイッチが入るや女王様のように凶暴かつエッチな性格に変貌し、頭脳もおそろしく明晰になる「裏モード」が用意されていて―。あんなコトもこんなコトも…!?史上初!美少女メイド青春ミステリー。

    ■■流行のメイドさんを探偵役にしたミステリー。メイドといってもロボットというのが、ミソなのかも。ご主人様のすべてを全肯定してくれるというのは、いいかもしれない。ミステリーとはいっても軽めの事件が多い。一風変ったメイドロボットとご主人(主人公)とのコメディミステリー。ただしエロ有り。

  • メイド型ロボットが主人公の青年と共に探偵事務所の手伝いをして謎を解いていく、というライトなノリのミステリーを、博学な竹本さんが書くとどうなるのか?という点に惹かれて読みました。んーちょっと退屈だったかな。

    4つの短編はミステリーとしては良く出来てると思いましたけど、もっと驚きが欲しかったですね。細切れの解決だけじゃなく、大きな流れのサプライズがあったら良かったんじゃないかなーと。

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著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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