水底の光

  • 文藝春秋 (2007年1月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163255606

みんなの感想まとめ

大人の恋愛をテーマにした短編集で、切なさと安らぎを兼ね備えた物語が展開されます。著者は、年齢を重ねた読者に特有の味わいを提供し、恋愛にまつわる深い感情や美しい風景を繊細に描写しています。世間的には許さ...

感想・レビュー・書評

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  • “光” が描かれている6つの大人の恋愛のお話。小池真理子さんのこういう短編集は、切ないけれど、安心して、まどろむように読める。若い時よりも、歳をとってから読む方が、この味わいはわかるのではないかしら?といつも思う。

    小池真理子さんの「夜の寝覚め」という短編集が大好きで、その中に出てくる『この世に永遠などない…』という一言で始まる一文は、生きている中で、しばしば思い出される言葉です。

    今回も印象的だったフレーズを少し。

    ーーーーーー

    彼女は徹底した合理主義者だ。迸るような熱い、曖昧なものよりも、ひんやりと冷たい手触りの、実態のあるものを好む。

    好きになることと、充実した恋愛をし、本物のセックスをするということはいつも私の中では、きれいなイコールで結ばれている。

    現在立っている悲しみの淵、それでも生きて呼吸しているということ、想いを残して別れたもの同士は、必ずまたどこかで会う、ということ。

    ふだん東京にいる時も、さびしさを肌にまとうようにして生きている。

    心はこんなに通い合ってる。だからもう、これでいい。逝くなら逝って。少し先に逝くだけのこと。人はみな、いずれ逝く。

  • 小池真理子らしい似たような設定の似たような話が多い。小池真理子は短篇のほうが好きなのですが、これは…。
    だいたいお金持ちの男性と孤独を抱えた綺麗な女性の話。そしてほぼ不倫。小池真理子の話って男の人は社長か会社役員、実業家、そうでなければ画家や建築家、作家などで、たとえば肉体労働者や非正規の人はほとんど出てこない。女性はだいたい美人で寂しさを抱えていて影があり男に言い寄られる。喪女はいません。久しぶりに読んだので忘れていたけど、思い出した。でもあまり深いこと考えずに読めるので病院の待ち時間や電車に乗るときに持ち歩くにはちょうどいいんですよね。

  • 感情や風景の描写は綺麗。世間的には許されない恋愛を扱っているのがほとんどだけど、年齢とともに少なくなっていく気がする愛してるだの大好きだのという感情を取り戻せる恋愛は羨ましいかも!?

  • 13/06/18 いつもながらの小池真理子。

  • 小池さんの本は、大昔に読み漁りました。
    ミステリーとかの時。

    最近はこういう大人の恋愛ものが多いんですね、
    あんまり私は恋愛小説は読まないのですが、
    やっぱり小池さんの書くものは何でも面白いです。

    切な…

  • 切ないよな~。苦しいよな~。でも人を愛することはやめられないよな~。そんな感じですかね。読後は。

  • 短篇集。光やイルミネーションを共通の隠し味にしている。

  • 読んだきがする

  • 2008/07/04読破。
    人の恋人との恋に本物があるのかわからない。それが、本当の恋でない理由もまたわからない。
    でも、私はそんな恋はしたくないと思う。

  • 小池真理子28冊目の短編集。光が共通のテーマとして描かれている(ということをあとがきを読んではじめて気付いた)。

  • 真理子さんの短編集。
    どの物語にも、光がアクセントに使われている。
    やっぱり短編集は、ちょっと苦手かも・・・

  • 6編の短編集。思うように行かない恋のもどかしさの中で生きる女性が儚く、そして潔く描かれています。本当に愛する人を失ったとき、その哀しみをどう受け入れるのか?それぞれの女性に胸が痛みました。

  • 私の中ではかなりの大ヒット!<br>
    歯医者嫌いの主人公のバイト先はナゼか歯医者に決定し、その中で触れ合う人々とのほんわかあったかい話の数々。<br>
    こういう話、私は大好きです!!<br><br>

    <strong>出版社 / 著者からの内容紹介</strong><br>
    <blockquote><p>
    闇夜の蛍、霧に浮かぶ花火、東京湾の夜景……。イルミネーションに託して、ひとりで生きる女たちの仄かなプライドを描いた傑作短篇集</p></blockquote>

  • 短編集。備忘録として、その中から。この文章だけで★五つ。「夫婦とはそういうものだ。気づきながらも黙っている。それは何も問いただすのが怖いからでなく、黙っていればいずれ自分のもとに戻ってくる、と信じているからでもない。相手の人生を自分とは別の、個別の、独立したものだと思いたいからなのだ。そう思っていれば、自分自身の弱みも、欠落した部分も、わがままも、あるいは相手に無関係なところで生じる欲望も正当化できる、と知っているからなのだ。」

  • 久々の恋愛短編小説集。いかにも小池真理子らしいあしらいの作品ばかりである。これでもかと見せ付けられる色恋沙汰のあれこれに、辟易としつつも、恋にまみれる人生もいいかなあと思わされるあたりに、やられた感がぬぐいきれない。心象風景の描写はさすがである。
    2007/2/11 読了

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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