海坂藩大全 上

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 112
感想 : 18
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  • 本 ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163255705

感想・レビュー・書評

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  • どの短編もじんわり心に染みる…。理不尽な事もやるせない事もある日々の中で、一生懸命に生きる人達に胸が詰まる。

  • 小川の辺が映画であるので、映画を見る前に読んでおこと思い
    読んでみた。
    なんてことない話。話自体も短く、淡々と終わったかんじ。
    朔之助が佐久間を討ったくだりも「斬り合いは長かったが、朔之助はついに佐久間を倒した。」との表記のみ。
    この話の主人公は朔之助でも田鶴でもなく、新蔵のようだ。

    映画ではどのようにつくられているのかがある意味楽しみ。

  • 海坂もの短編集。藤沢=海坂じゃなかったのか。上巻はやや暗くてやるせない話が多い気も。「竹光始末」「鬼気」「唆す」がよかった。
    下巻はあんまり重苦しくないのが多かった気がする。「山桜」がこんなに短い話だったとは。「泣くな、けい」「岡安家の犬」「偉丈夫」など良かった。「泣く母」にはちょっぴり萌えた…

  • 藤沢作品の小編集上巻、何編かは過去にも読んだ事が有る物だったが、初めて読む物ばかりだった。もう新しい作品は出る事も無いがこうして過去の小編をまとめて読む事が出来て嬉しい。

  • 藤沢周平の多くの短編作品から海坂藩が舞台のものを選んだ短編集。どれも秀作揃い。「小鶴」が絶品。

  • 短編なので、どうしても続きが読みたくなる・・・
    この後、どうなった・・・と、勝手に考える。
    上巻は以下の10篇。

    暗殺の年輪・相模守は無害・唆す・潮田伝五郎置文
    鬼気・竹光始末・遠方より来る・小川の辺・木綿触れ
    小鶴

    藤沢周平独特の行間の静けさが、なんとも良い。
    存分に浸れる。
    それが、読む楽しさだとつくづく思う。

  • 【あいつむぎ2013年4月陳列】2013.4.18 推薦者:くらら(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-281.html

  • 13/09/29 周平さんは何度読んでも周平さん。

  • 読み始めているが面白い。
    読む間がなくて先送りになる。少々厚いので持ち出しにくい。

  • 海坂藩ものだけを集めた短編集。時代モノは短編の方がいいの多い。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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