かげろう

  • 文藝春秋 (2007年1月29日発売)
2.72
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感想 : 12
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  • 本 ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163256108

感想・レビュー・書評

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  • ハラハラすることもなく、主人公は淡々と人生を歩み、しかも一人暮らし。そこに惹かれて読んでいるがよんでいない著者の本を借りるのは何故なんだろう。しかも取り憑かれたかのように優先順位が上になる。若い頃は札幌で暮らす主人公の話だったので寒い地域での暮らしの描写も所々書かれていて興味を持って読んでいたが最近の本は地域を特定して書いていないが独身女性の一人暮らしだからなのかも。
    でも老親の問題や仕事など様々な問題も苦悩しているわけでもなく、羨ましい生活をしている話ばかり。現実ではない話に読んでいる時間は現実逃避しているのかも知れない。
    苦労小説は自分を奮い立たせるが読むスピードは遅く読み飛ばしも多々あるので淡々と平凡で同じ生活を繰り返す小説が自分には合っているのかも知れない。



  • どのお話もちょっと独特の雰囲気です。
    自分の周りにはない世界なのか?探して物語にすると意外と在るのかなぁ…?
    嫌いではないけど、あまり共感もしない、短編だからか印象に残らない感じです。

  • 短編集。

    40を過ぎ、人生の良し悪しもそれなりに経験してきた女たちの、
    孤独と過去や未来の苦悩を抱えた日々。

    年代が違う感じでそんなに共感はしなかった。
    かげろうは最後がちょっと微妙……)^o^(

  • 初著者。名前から1回読んでみたかった。この本は3つの短編でできていた。
    登場人物の年齢設定が30代~40代で読みやすかったのですが、物語のしめくくりのどんでん返しが気持ち悪くて、ちょっと・・・
    たぶん、しばらく著者ものは読まないでしょう。

  • 40代女性が主人公の短編集。オール読物で既読だった。残念。
    「かげろう」養子縁組は安易にしちゃいけないっていう、お金にまつわる怖い話。
    「あらくれ」元モデルが港町の食堂で従業員女性二人と殺伐とした暮らしを。親の呪縛。寂しいなあ。
    「みちゆき」自分にとっては見下すくらいの男が他人にとっては駆け落ちするくらいのいい男。惜しくはないだろうなあ。
    勉強になるし面白かった。嫌な思いは現実ではなく本で経験した方がいい。

  • 書き出しが気に入った作品を手当たり次第読んでたころに読んだもののなかのひとつ。オチが昼ドラ。

  • んー…ぐっと来ず。
    変化に理由はあるとあたしは信じるから、
    結果だけを見て投げ捨てたり諦めたりしたくはない。

  • 4/24 読了
    女性は流されているように見えても
    ちゃんと1本芯が通っているんだな…と思った

  • 書き出しに惹かれて読んだ。オチが昼ドラだった。

  • 図書館にて。
    全体的に大変暗いが嫌いじゃない。
    すべての話に漂う雰囲気は独特。
    しかし登場する男性像はだらしない人ばかりなきがする。
    実際に世の中そうなのか、作者に何かトラウマがあるのか?

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