離婚美人

  • 文藝春秋 (2007年4月4日発売)
2.88
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163258201

感想・レビュー・書評

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  • 最低なマザコン夫。こいつをこんな男にさせたのは、義母だとしても亡き後、そのまま引き継いだのは妻だよ。夫育ても娘育ても失敗だね。

  • タイトルにひかれて。明るい結末でよかった。
    けど、もっと早く決断できていたら・・・と感じる場面も多かった。結婚のよさってなんだろ。

  • 離婚するまでの物語かと思いきや、離婚を乗り越え、その後まできちんと描かれている。読んでいるうちに、表題の“離婚美人”の意味が、ぴったりきた。続編を読んでみたいとなぁと思う終わりかた。かなり特殊な、理屈の通らない夫とのやりとりに、吐き気を催しそうになりながら、離婚後も続く娘二人の非協力的な様子にも、なぜかどんよりすることなく、読みすすむことが出来たのは、ハッピーエンドな物語であるがゆえ。

  • タイトルが目に付き、借りました。

    まあ 内容はかなり予想できたものでしたが、
    そんな うまくいくかい!な思いも
    もちろん ありましたが、
    うらやましい思いもあったり、
    共感する部分もあったり、
    応援する部分もあったり。。。

    ちょっと涙が出るとこもあったり。

    読みやすくて、2・3時間で読めちゃいました!

  • 本の主人公の気持ちに感情移入して怒りすら覚えました。こんなにヒドイ男もいるのか、と。

  • 13/04/20 ダンナも悪いが女もいらいらする。しっかりせい。

  • 50代の美緒が夫圭介との結婚生活をふりかえり、自分の人生このままでいいのか?と自分に問いかけます。
    自分の事しか考えない夫。美緒の理想の夫婦、家庭像とはかけ離れている…。
    でも離婚で失う事も多い。
    悩みながら、決断し楽しい未来をつかもうとする美緒の心情がとてもリアルに描かれています。

    身近なお話でひきこまれました

  • 子どもっぽくて身勝手極まりない夫に対して、怒り、悲しみ、愛想を尽かし、我慢に我慢を重ねて27年間の結婚生活を送った末、とうとう離婚に踏み切った女性の心の内を描いた小説。マザコンで金遣いが荒くて家庭内のことに無関心で無責任。これほどまでのダメ夫はそういないと思うけれど、夫婦関係なんて、ひとつボタンを掛け違えただけで、修復がきかないほど崩壊してしまうものなのかな、とネガティブに思わせる小説でした。印象に残った文章を幾つか抜粋。「離婚をするということは、結婚生活に失敗というピリオドをつけることだった。結婚の失敗は女にとって人生の失敗だという感じがぬぐえない。」「喉元過ぎれば熱さを忘れ、今の楽しみを追い求めるのに夢中の子ども。そんな子どもを夫の座に据えての生活は、まるで言葉の通じない別次元の生物と暮らしているかのようだった。」「夫が何をしても許してきた。それをいいことに、夫は好きなように暮らしてきた。」「夫の口から反省の言葉を聞いたことがない。きっと反省しているだろうと考えて責めずにきた。」「家族の健康を気遣い、世話を焼いてきた27年間。それが習慣になって心に沁みついていた。離婚しただけでは自由になれない。自分を変えなくては。」「娘の顔に夫の影が重なる。自分の嗜好に引きずられ、流されていく。娘の中には夫の血が流れているのだ。夫は別れられても夫の嫌な面を、今度は子どもたちを通して見せつけられるのだろうか。」「同じ家に住んでいても自分に関係のないことには無関心。」「夫の金銭感覚に同意していたら、不測の事態が起きた時に対応できない。一緒にいれば自分たちも運命を共にすることになる。」あぁ、身につまされるわ。

  • 甘ちゃんな専業主婦が離婚して自立する過程、ってカンジ?

    内容も甘ちゃん。
    仕事も子どももオトコもこんなに上手くいくかよ! と舌打ちしたくなるレベル。

  • 女は別れてきれいになる。

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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