バイアウト

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163258805

感想・レビュー・書評

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  • 限りなく歩きに近いラン7km。
    簸川神社〜小石川植物園〜播磨坂、お花見コース。
    近所では植物園の桜が一番のお気に入り。

    図書館に寄ったら幸田真音の本が目に止まったので借りて読んでみた。懐かしい。幸田真音を読むのは久しぶり。「バイアウト」は読んでいなかった。

    経済小説というよりは、エンターテイメント性が強くて、人間模様をドラマチックに描く作家というイメージがあったが、イメージ通りの面白い小説だった。

    幸田真音は最近は、大企業の取締役やコメンテーターっていうイメージが強かったけど、最近はどんな作品を書いているのだろうか。ちょっと気になった。

    それにしても図書館はとても便利だ。ネットで予約して取りに行くだけ。8時まで開いてるので会社帰りでも十分間に合う。

    若い頃は買った本を本棚に並べて悦に入っていたが、だんだん電子書籍の割合が増えてきて、今はもっぱら図書館派。

    読んだ本はブックアプリでバーコードの写真を撮るだけ。そうすればあっという間にスマホ上に本の情報、あらすじなど詳細が記録される。実物そのままにビジュアルに表示される。

    実物を保存するより検索しやすい。他の人の感想も読める。ホント、便利な世の中になったものだ。

  • 何年前だっけ・・・村上ファンドやホリエモンが有名になったのって。明らかにその方々を意識した小説。

  • 難しい

  • 面白かった。この人の文章はうまい!

  • ライブドア、ドンキホーテ、村上ファンド、avexといった実在の企業を彷彿とさせる企業が登場し、これはあそこかな?とか想像するのが楽しかったです。
    (経済、というか社会情勢に明るくないので、本の内容と実在の企業がどこまでリンクしてるかわかりませんが。)
    もう少し金融に詳しければ、もっと面白く感じるんだろうなぁ、と幸田真音さんの本を読むといつも思います。

  • Thu, 20 Nov 2008

    アマゾンの書評が辛辣.
    同じ題名でも,ハゲタカ2(原題はバイアウト)とは重みが違う.ハゲタカ2の方が重い.

    何というか,企業買収をテーマにはしてるが,経済小説というよりかは,サスペンスかな.

    元々,作者が業界の人だったからか,業界用語は連発されて,そこそこそれっぽいんだが,なんか,それがちょっと逆に空虚さを生んでいたかもしれない.

    この作者の別の作品として「日本国債」も昔読んだけど,それもあまり厚みは無かった気がする.

    まぁ,ストーリーとしては面白くなくは無いので,エンターテイメントとしてどうぞ.
    エンターテインメント用の映画の原作程度にはいいかもしれない.

    企業買収トピックで盛り上がってた,バブリーな時代が逆に懐かしくなるです.


    投資銀行のビジネスモデルは傷んでも,M&A自体が今後無くなる訳ではないと聞くのですが,LBO(レバレッジド・
    バイアウト)のような手法は今後はやりにくいだろうし,また一時前のファンド主導な形からは変わっていくのでしょう.
    ちなみに,さらに円高進むと,日本企業の海外企業買収が増えるでしょうね.
    しかし,その日本企業もトヨタはじめ輸出企業はダメージでかいだろうし,
    日本の輸出といえば自動車産業みたいな構図にしがみつくのも良くなく,どちらにせよ変化の時代なのでしょう.

  • 投資等に関する難しい箇所は飛ばし読み・・・のせいかどうか、アッという間に最後まで。たまにはこの手の話もいいもんだな。

  • 企業買収を描いた物語。ホリエモンや村上ファンドやエイベックスやらを連想させるような人物設定で、イメージしやすく展開のスピード感も良かった。青年実業家の手塚の「買収されても新しい会社を作ればいい」という考え方は、非常に大切な考え方だと思う。
    マネーゲームに会社が振り回されてしまうのは仕方ないとしても、それで社員まで否定されることは無い。結局は最後は人材。

  • 人間模様と金融の生々しさが混ざった小説。
    ライブドア事件系。
    まぁまぁおもしろかった。

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著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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