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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163260204
感想・レビュー・書評
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折原氏らしい悪意と仕掛に満ちた短編集。マニアックとコメディに走っていなく、振り込め詐欺、リフォーム詐欺、放火など日常に近い犯罪から意外性のある結末が楽しめる。
黙の部屋は、モダンホラーもいうか、よくわからない幻想的な話。実在する画家の石田黙の絵に纏わるエッセイもあり、不思議な世界が興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グランドマンションを読了後に本著を手に取ったため、似たような短編を読んだという感想。こちらは結末を予想して読めた。
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どの話も短くて読みやすい
美術に関する話には興味を持てなかった -
6つの物語からなる短編集で、オレオレ詐欺や訪問販売、放火、殺人などミステリー、サスペンスな物語で構成されていて、登場人物や物語から不穏な空気が漂っている。どれも読みやすく話にのめり込むが、読者の推理の裏をかこうとするオチが分かりづらかった。
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短編集。期待を裏切らない面白さで一気に読める。最後の黙の話が異質でそれはそれで良かった。作者のWebで見てみよう。
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2016.03.06
各短編とも想定外の結末だけど、イマイチかな?でもまだまだ読んでみたい。 -
黙の家と石田黙の話しは良かった
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今日は、日本列島、冷蔵庫?冷凍庫?の様な天気で、読書三昧には、折原一氏の短編小説、いつもの、トリックのあるミステリーを、あっと、言う間に読めてしまった。
短編集で、6篇。
最初の『偶然』なんか、オレオレ詐欺に合うところが、廻り廻って、自分の息子が、殺人犯容疑が、かかってしまう。
『疑惑』は、放火犯だと思った引きこもりの息子が、犯人でなく、意外な人物が、犯人で、母親も、放火の罪を犯してしまう。
『危険な乗客』は、殺人犯が、隣の席に座る確率は、、、、最後に、置き引きで、盗んだ中身を知った者は、どうするのだろう。
『交換殺人計画』は、どちらも、殺したい人物を、交換殺人計画を立ててしまい、裏の裏をかかれて、2人とも死んでしまう。
『津村泰造の優雅な生活』は、老人を相手に、悪徳業者が、リホームをさせるのだが、反対に、騙されたふりして、リホームさせて、弁護士を立てて、相手をやっつけ、妻も、そのりホームで、コンクリートの下に埋めてしまった老人。
振り込め詐欺で、唯一の跡取り息子が、自分の息子ではないと確信して、むちゃくちゃのことを言ったら、本当に、息子は、海のもずくになってしまう。
『黙の家』は、石田黙の挿絵が、あるが、、実物は、迫力のあるものだろうと、思うが、私は、暗すぎるようで、好きになれそうもない。
長編も良いけど、短編は、あっと言う間の展開で、読めるので、時間の無い方には、お勧めの1冊かもしれない。 -
久しぶりに読んだ折原一さん。短編集。
叙述トリックは健在で、面白かった。
(図書館)
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