陰陽師 夜光杯ノ巻

  • 文藝春秋 (2007年6月29日発売)
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感想 : 59
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163260600

感想・レビュー・書評

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  • いゃ〜、面白かった!
    元々、この作品は短編が好きと言ってきましたが、シリーズの中で最も好きな巻になりました。珠玉の短編集です。

    晴明と博雅のやり取りが素晴らしい!

    「月琴姫」
    博雅のよい漢ぶり炸裂。オープニングから良い話。

    「龍神祭」
    琵琶の名手、蝉丸登場。
    博雅の笛がなくなり、笛を探す旅で天竺まで瞬間移動。最後は神々や精霊を相手に博雅と蝉丸の即興ライブ 。和風ファンタジーの素敵な話

    「月突法師」
    依頼人 兼家
    昆虫博士、露子姫登場 。
    蝉の法師だった 浄蔵和尚の経を聴いて魂が宿ってしまった蝉の一生、人の一生を語った博雅の名言「長く生きても、短く生きても、人はいつも、この日この時を生きるものだ」
    沁みる。

    「浄蔵恋始末」
    伝説の僧、浄蔵の40年来の恋の話
    浄蔵様の恋のキューピットに晴明らがなる
    とても良い話。

    その他の話もとても良く、気持ちの良い読後感でした。これまでのシリーズに登場した人物が再登場してそれぞれ良い味を出しているのが心地良い。

    オススメです♪

    • 土瓶さん
      このシリーズは一時期よく読んでいたんですが、どこまで読んだのか覚えていないのが残念。
      読んだかな~(・・?

      映画「陰陽師0」
      なん...
      このシリーズは一時期よく読んでいたんですが、どこまで読んだのか覚えていないのが残念。
      読んだかな~(・・?

      映画「陰陽師0」
      なんかガッカリ過ぎて早く記憶から抹消したい(笑)
      2024/06/08
    • hibuさん
      こんばんは!
      この作品は以前土瓶師匠に紹介していただいた「家守綺譚」や「冬虫夏草」の世界観とどことなく似ている気がして、ついつい続きを読んで...
      こんばんは!
      この作品は以前土瓶師匠に紹介していただいた「家守綺譚」や「冬虫夏草」の世界観とどことなく似ている気がして、ついつい続きを読んでしまいます。

      覚えてないなら、再読どうぞ!

      映画は観ないようにいたします^_^
      2024/06/08
  • 短編集のシリーズ第七弾。

    ・月琴姫
    ・花占の女
    ・龍神祭
    ・月突法師
    ・無呪
    ・蚓喰法師
    ・食客下郎
    ・魔鬼物小僧
    ・浄蔵恋始末

    今回は恋で始まり恋に終わった短編集。
    月琴姫がいいな。なんてことはない話なんだけど、楽器だって恋をしたっていい。そして誰にも覚えがあるように恋をするとおかしなことをしてしまったり、ふと不安になってしまったりする。ものらしい。
    かわいいな(〃艸〃)♡

    魔鬼物小僧は切なくて、でも終わらせてあげれて良かった。

    ラストの浄蔵恋始末の爺様と婆様の恋路も悪くない。
    めでたしめでたし♪

    • yukimisakeさん
      100冊がんばれー!
      なんだか素敵なレビュー♪
      100冊がんばれー!
      なんだか素敵なレビュー♪
      2024/08/28
    • ゆーき本さん
      土瓶さんは恋をするとどうなるのでしょう
      (*¯︶¯♥)
      土瓶さんは恋をするとどうなるのでしょう
      (*¯︶¯♥)
      2024/08/29
    • 土瓶さん
      花を一輪挿して花瓶になります(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
      花を一輪挿して花瓶になります(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
      2024/08/29
  • 混沌の話が禍々しかった
    蚓喰法師の話が可愛かった

  • 今までの陰陽師の短編の流れと異なるものが出てきて面白い。 今までの登場人物が絡んできている。

  • 博雅さんと晴明さんの関係がうらやましい「相棒」ちっくな1冊。

    京都の神泉苑と天竺がつながっている話とか、スケールが大きくて楽しかったです。

  • 小説

  • やっぱりBLやな。好きやけど。

  • シリーズ7作目

    今作も式神や神、獄卒など超人的な内容が多かったが、「花占の女」や「魔鬼物小僧」など人の恐ろしさが見えるものもあっていい塩梅だった。
    「食客下郎」◆獄卒が可愛い。いずれ私もお世話になります。
    「浄蔵恋始末」◆ラストが爽やかで良かった。

    *2015.9

  • 陰陽師シリーズ。
    安心して読める短編シリーズ。今作はあんまりホラー的な感じはなく、優しいほっこりした雰囲気の話が多かったように思う。博雅の人間味のいい感じがスゴく良く出ているのもいい。脇キャラもどんどん増えて、読むのが楽しいです。

  • マンネリの感もあるが、やはり博雅の清らかさにほっとする。虹の話が面白かった。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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