ダンサー

  • 文藝春秋 (2007年7月25日発売)
3.67
  • (4)
  • (19)
  • (11)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 86
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784163261409

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 遺伝子組み換えやらクローンやら難しい話が出てくるし……
    UMAにはあまり関係なく バイオモンスター あまり現実味がない話だったけど……

    まぁ 有賀雄二郎シリーズ っぽぃ【骨太】さは健在。

    ・実用品は使えれば何でもいいが、嗜好品に贅沢を怠ると男は精神が枯渇する。
    ・海はシンプルで正直だ。

    KAPPAーRYU と読み進めて行って 有賀雄二郎もジャックもしっかり歳をとってた。

    P334
    P358~359

    は、泣いた。

  • 面白かったー!徹夜本だわ!明日、朝起きれるかしら?

    始めはダンサーは敵!さっさと◯ね!って思ってたけど、後半は哀れ、可哀想だなと。
    本能で生きていたけど、女の子にもらったピンクのゴム?をあげようとしたり、老夫妻の家に自転車のおもちゃを置いたりと、クローンではないダンサー自身の優しさが垣間見れたかなと思った。

    主な登場人物達の周りの人間関係も良く、ジャックには生きてて欲しかったけど、いい感じの終わり方で良かった。

  • やっぱり、父子関係はいい。雄輝は頑張ってた!ジャックー!ジャックー!!ジャーーーーック!!!

  • 有賀さんて、こんなにカッコよかったの??
    未確認生物的な小説は柴田哲孝さん、お得意ですね。
    TENGUも圧巻だったし、このダンサーは有りがちな物語りの進行とはいえ、相変わらず読ませるわ~。
    どれだけ人が死ぬんだ!!と、惨殺な話しかと思いきや、
    ジャック・ユウキ・有賀の家族愛の物語りで終わった。

    ダンサーという人間が作り上げた生物も「心」がある分、可哀想なぐらいに悲しい結末だったな。

  • かなり雑に読んでしまったけど
    なかなか面白かった。

    なんかね、うーん。
    感想を書くのが難しいけど。
    人は神様にはなれないし
    やはり超えてはいけない
    ボーダーラインがあるのよね。

    最後はダンサーが哀れに思えた。

  • 文章もうまく、悪くはないが、ストーリーが単調。

  • 2015.02.11
    柴田哲孝3作目。遺伝子操作により誕生した人間とヒヒ(ブタ?)のトランスジェニック・ブタ(キメラ)のダンサーという名の怪物に狙われる「サルサ」こと高村志摩子を守る有賀雄二郎、雄輝親子。そして家族以上の犬のジャック。そのジャックがダンサーとの戦いで死んでしまうが、知らない間に作ったジャックの仔犬に偶然に出会い、雄二郎と志摩子と一緒に暮らす。
    ほんとにこの著者は色々なジャンルをよく知ってる、勉強してる。尊敬!

  • 著者の作品の中ではUMA系が一番しっくりきます。
    現実離れしたキャラ達や偶然の多さが「まあ仕方ないね」と思いやすいので。
    「音楽鳴ったら踊るから」ってダンサーと名付けられてるUMAがツボりました。
    踊るのか。そうなのか。
    ラストにかけて傷つきボロボロになっていくダンサーが可哀相だし可愛い。
    早く楽にしてあげて~と思いながら読んでいました。
    いろいろ冷静に思い出したら笑っちゃうところも多いけど結構好きな作品。

  • この本はトランスジェニック動物、キメラ、ES細胞、そしてクローンと最新のDNA応用研究が重要ポイントになっています。SFのようであって実際研究が進められているということを考えると現実味を帯びそらおそろしく感じます。
    題名にもなっている実験動物「ダンサー」は実験棟から逃げ出し、遺伝子に組み込まれた記憶のまま、殺人鬼と化し主人公たちを恐怖に陥れます。と同時に実験体として誕生した生物たちの悲哀えがかれていて、最後に余韻の残る本でした。

    追記 次に読んだ「TENGU」に5年前の「ダンサー」の主人公有賀雄二郎と、愛犬ジャックがでてきて、嬉しくなっちゃいました。

  • 「究極の徹夜本」って帯がついてたから、すっごい期待して読んだのけど正直ガッカリ。
    最先端の遺伝子研究については興味深かったけど、それをもっと活かしてほしかったな〜。
    っていうか、軸になって動く男の言う事、考える事がハナについて大嫌いだった。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1957年、東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退。フリーのカメラマンから作家に転身し、現在はフィクションとノンフィクションの両分野で広く活躍する。パリ〜ダカールラリーにプライベートで2回出場し、1990年にはドライバーとして完走。1991年『KAPPA』で小説家デビュー。2006年、『下山事件 最後の証言』で第59回「日本推理作家協会賞・評論その他の部門」と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)をダブル受賞。2007年、『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞し、ベストセラー作家となった。他の著書に『DANCER』『GEQ』『デッドエンド』『WOLF』『下山事件 暗殺者たちの夏』『クズリ』『野守虫』『五十六 ISOROKU異聞・真珠湾攻撃』『ミッドナイト』『幕末紀』など、多数ある。

「2021年 『ジミー・ハワードのジッポー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柴田哲孝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×