銀漢の賦

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 198
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163262000

感想・レビュー・書評

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  • 松本清張賞 受賞作、少年期に出逢った3人が満天の天の川に解らぬながらに唱った漢詩を胸に それぞれ違う道を歩く。源五、小弥太、十蔵の辿る道は全く違う道だったようで実はいつでもあの日の 共に見上げた星空が貫き通されていた!三者三様の生きざまに思いを馳せながら爽やかな読後感に浸れる時代小説でした♪ 葉室麟さん、惜しい方を亡くしましたよね。ちょっと早かった!

    • nejidonさん
      ありが亭めんべえさん、こんにちは(^^♪
      葉室麟さんは私も大好きです。
      これはNHKの木曜時代劇で放映されていた「風の峠」の原作ですね。...
      ありが亭めんべえさん、こんにちは(^^♪
      葉室麟さんは私も大好きです。
      これはNHKの木曜時代劇で放映されていた「風の峠」の原作ですね。
      本も良いですがドラマも良かったですよ!
      あれから「ふき」の役の桜庭みなみさんの大ファンになりました(笑)
      2018/07/25
    • ありが亭めんべいさん
      nejidonさん いつもありがとうございます♪葉室麟さんは当地方の人なので思い入れも強くて、油の乗っているところなので如何にも残念です。今...
      nejidonさん いつもありがとうございます♪葉室麟さんは当地方の人なので思い入れも強くて、油の乗っているところなので如何にも残念です。今 亡くなってから発刊された「青嵐の坂」を読み始めたところです。
      2018/07/25
  • テレビ放映中であり、初読の時に◎をつけていたこともあり、内容を振り返りたく、6年ぶりに再読。
    何回でも読み返したくなる、「匂い立つ果実のような時代小説」といえる。
    作中、主人公の母が語る「・・・人の美しさは覚悟と心映えではないでしょうか」が、この作品の眼目ではないか。
    また、青山浩之氏のカバー表裏の画が、この作品に何とも絶妙で、製本の粋を見た面持がする。

  • 友というのはいいものだなぁと。下士の源吾と家老の将監、百姓の十蔵。三人は幼馴染ですが、それぞれの人生を生き、身分も違うため、あまり関わりあうこともありませんが、それでも子供の頃の大切な思い出は特別なのだなぁと思いました。年をとれば尚更それが心に浮かぶものかもしれません。
    友情と思慕と藩の権力争い。やっぱり藤沢氏の作風を思い浮かべてしまいます^^ でもこの静かな動と、藩(組織)にとっては取るに足らない存在かもしれない一人の男の一途で不器用な生き方にいつも心惹かれてしまいます。読んで良かった^^

  • 九州と思しき架空の藩が舞台
    三者三様の頑固な男たちが気持ち良い

  • 松本清張賞授賞作であり昨年NHKでドラマ化もされた葉室麟さんの時代小説『銀漢の賦』を読了。タイトルの中にある銀漢とは漢文で言う天の川の事らしく、少年の頃境遇や身分は違えど天の川を見上げ語った3人の男のその後の数奇な運命を描いた物語が語られる。ストーリーは義を貫こうとする元家老の江戸時代版『インサイダー』の様な話で、どろどろとしたお話なのだが、男達の矜持を持った生き方と不思議な友情により読後感は非常に爽やかだ。そんないい男達が主人公の時代劇サスペンスを読むBGMに選んだのはDiana Krallの"Wallflower". 選曲と編曲がいい。

  • 時代小説。

    登場人物の心理描写が巧み。

    漢詩を用いた物語の進行もみごと。

    時代小説にまだ慣れない部分も多いので、また読み返したい。

  • 読後感のたいへん良い佳作。
    江戸時代のある小藩。少年時代に親しい友となった2人の武士と1人の農民。その3人のその後の人生や因縁が描かれる。

  • 深刻な話の中に、登場人物がどこか飄々としていて、救われました。何度も絶体絶命になってヒヤヒヤしましたが、最終的には幸せな結末で良かった!

  • いいかも

  •  葉室麟さんの作品にしては、なんか潔いよいとは言えないような人たちがでてくるなあと初めは思って読んでいた。読み進むうちに、幼いころからの友であった3人が3様に自分の道をまっすぐ進んで凛として生きていることがわかってきて葉室さんの話らしくなってきた。自分を犠牲にして高い志に生きる人ばかりでも読んでいてしんどくなるところだけれど伊織とたつの夫婦が3人とは一味違っていてよかった。ずる賢いくせに憎めない。そこいらにいそうなキャラクターでこんな人もいるよなあと安心できる人たち。
     

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著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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