- 本 ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163264202
感想・レビュー・書評
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『TOKYO REDUX 下山迷宮』 を読みたくて、その前にこちらからと思い読み始めたが、残念ながら私には合わない文章だったので、50頁ほどでギブアップ。
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これはなかなか、嫌いじゃないぞ。適当に言うなら夢野久作とか?
まぁイチイチ出てくる、痒いところを掻いた、ガリガリ、みたいなのが好きかどうか。もはやテクノビートのように繰り返されるリズムに脳がとろけるようだ、、というかざっくり読み飛ばすんだけどまぁそういう雰囲気作りも鬱陶しいようで悪くない。
ともかく大正時代風な混沌も良いけど、この終戦直後の東京のグチャグチャは色々訳あって日本人が描くのは大変だろうから、そういう意味でもなにげに新鮮だし、ラストも良いよ!狙い過ぎかもだけど、いやあえて狙われてみるのもまたをかし、だよ! -
おどろおどろしい、これが外国の方の作品とは驚いた。戦後すぐの、日本国民の生活の混沌とした雰囲気が良く出ていたが、私は気が重くなる内容だった。小平事件を基にした作品。
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再読。疲れた。出版された15年ほど前に読みながらプロットを書き留めたノートを見ながら読んだが、それでもちゃんと理解出来たかどうかは自信がない。それでも、悪夢のようなこのミステリー(?)、ノアール(?)、幻想小説(?)が圧倒的にすごいことは分かった。さて、第二作読むか!
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スティーブンキングも真っ青な
ダークさ怪しさ満載の敗戦当時の猥雑な東京で起こった
実際にあった連続殺人事件小平義雄事件をモチーフに
狂気と過酷な現実のはかないほど薄い一線を行ったり来たりしながら
精神の崩壊すれすれに捜査を続ける刑事の物語。
ディビッド ピースの東京三部作の一作目
『TOKYO YEAR ZERO』
暗黒の世界が見え隠れする文体にゾゾッ!
これは1945年が舞台。
終戦後、進駐軍のいる首都東京で、食べ物もままならない貧困のなか
闇市でヤクザと台湾人、中国人、韓国人との軋轢。
外国人に権利を与えようとする進駐軍、
それと戦うため、裏で結託するヤクザと警察。。。
コールタールの色のような物語。
作者ディビッドピースはイギリス人。日本在住。
多くの翻訳出版界は外国で刊行された作品をそのまま翻訳紹介と
言うケースがほとんどだが、、、
この作品は日本発の問題作!
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