私の男

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4618
レビュー : 984
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163264301

感想・レビュー・書評

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  • 上手く言えないけど、この小説何か嫌!
    嫌悪感をなでくりまわされるような感覚がずっとつきまとって離れない。
    この構成じゃなかったら絶対途中で挫折してたね…。
    あー、つらかった…。

    時間にルーズな主人公花、
    二股・三股かけても何も感じてない花の結婚相手、
    実の娘を抱く父親、
    と、キャラの性格も嫌なのに、更に行動も嫌なのだ。
    花が人の話聞かないでパエリアの米粒グリグリつぶしてるシーンとか「あー、やだなー」って。
    多分狙って書いてるんだろうけど、ここまで不快感煽れるのもなかなかすごい…(涎

    物語に漂う閉塞感も二人だけの世界に閉じこもろう閉じこもろうとするねっとりした意志が働いているようで読んでいて辛い。マジで辛い。
    近親相姦、という単語使ってしまえばそれで説明がつくような繋がりではないです。
    作中に出てくる「チェインギャング」という絵画が一番しっくりくるのかも。
    離れたいのに、離れられない。

    この内容で最後まで読ませちゃう構成と、情報量の出し方はやはり見事。
    淳悟と花の出会いがラストの章にあることで閉塞感は緩和されるものの、やっぱ嫌な感じがつきまとって離れないのでこの評価にさせていただきます。つらい…。

  • 同じ表現の重複が海馬を刺激、その点においては良作。

  • この作家さんの文章って上手いかなぁ。
    作中の北海道の景色や状況描写のディテールもリアルじゃないし、イメージとして伝える力が弱い気がします。直木賞作品は以前にも「容疑者Xの献身」でがっかりしたことがあるけど、この作品もイマイチ。
    主人公と主人公の父である二人、どちらにも共感できないし、魅力的にも感じなかったな。
    中盤以降、主人公の女性の高校時代・中学時代・小学校時代が一人称で語られるんだけど、全部成長して社会人OL風にしか聞こえない。
    そのへんもディティールの弱さなのかな・・・・

  • 読んだあと、吐き気がした。
    確かにある話かもしれない。
    その男と、娘の愛も、心は移入した。
    この作者、運びが新しい。と感嘆もした。
    たぶん好きかもと思った。

    でも、気分が悪くなる本。
    どう表現していいのか解らない。今も。

  • 2010年の最終作になってしまった。
    直木賞なのであまり期待してなかったけど、まあまあ面白いんじゃないかな?

  • う~~ん……何て言っていいやら。みたいな作品。一言で言うなら『ダメだろ?』ですかね。ただ、最後の最後を読んで、捻れた淳悟の愛に気付いた。生い立ちや環境は、どうであれ……アカン!て思った。私的には……『愛』ではないな。。と感じた。同情すら湧かない二人の間違った『家族愛』かな。正解や普通なんて私にも分からないけどね。 ただ……淳悟みたいな男が居たら確実に惚れちゃうかも…………血の繋がりがなければね。

  • 個人的には苦手な内容。相姦がどうのと言う前に2人の醸し出す雰囲気がそもそも歪んでいて、どう受け取っていいのか解らなかった。

  • ★★☆☆☆

  • 冒頭に出てくる花の婚約者は馬鹿すぎる。あの後、地獄を見るのかな。インセストタブーは種に備わった強い本能だと思う。幼少期のトラウマが書かれていた気がするが、そのタブーを乗り越える程のものだろうか。インセストタブーが日本文学に残された最後のブルーオーシャンであるなら、それに着目したのは筆者のマーケティングの勝利だろう。それにしても、えらいところに踏み込んだものだ。筆者にその覚悟があったのかどうか。津波、紋別、流氷など設定を凝らし、いかに美化しても、それは児童虐待でしょ、と言われたらおしまいである。

  • 嫌悪感が強いなぁ。
    これじゃあ淳吾のマザコンの埋め合わせをする為に花の実母が利用されたみたいでこの辺りのことがどうしてこうなったか気になった。
    子供は大人から世界がこうだと見せられればそれがどんなものでも適応するからね。
    ちょっと源氏物語⁈
    花が20代前半で関係を終わらせたけど、この後もあの関係が続いていたらホラーだな

著者プロフィール

桜庭 一樹(さくらば かずき)
1971年、島根県生まれの小説家。
1999年「夜空に、満点の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。
『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)、『私の男』で直木賞を受賞。他の代表作に『GOSICK -ゴシック-』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『赤朽葉家の伝説』などがある。
ゲームのノベライズやライトノベル作品や、山田桜丸名義でゲームシナリオを手がけるなど幅広く活躍している。

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