私の男

著者 :
  • 文藝春秋
3.56
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本棚登録 : 4620
レビュー : 984
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163264301

感想・レビュー・書評

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  • なかなか読者を惹きつける内容で
    「どういうきっかけから、そうなるのか?」
    という感じで引っ張られました。
    ただ、最後まで読んでも、淳悟に感情移入できなかった~
    理屈ではなんとなくわかるけど、ダメでした。
    しかし、それよりもわからなかったのが、大塩のおじいさんの気持ち。
    なぜ、花にそこまで入れ込むのか?
    流氷に流される時も、なぜ抵抗しないのか?
    ここらへんが全然わからなかった。
    私の読書能力が低くて、内容を理解できないからかもしれないのですが、評価は星三つということで。


  • 数年前に本を読み、このまえ映画を観ました。
    映画のほうは最後、花が淳吾を支配してしまったような不穏なかんじで終わってた(ように見えた)けど、原作のラストはもうすこしハッピーだった気が。
    どちらにせよ面白くなくはないのですが、やっぱり書かれている話の内容的についていけないというか、途中からもう勝手にやってくれーと思ってしまう。笑
    小町ちゃんの立場を考えるとどうしても…。

  • ひたすら嫌な気持ちになって、それでもそのパワーから目が逸らせなくて、読みきってしまった。
    囚われていたのはどちらで、被害者はどちらなのか、愛は歪んで気持ち悪くて、それでもこれは何らかの愛なのだと私は言わざるを得ない。
    だって、高みの見物を決め込んだ私だって、形は違えどどこにも捨てられない死体のような感情を抱えている。

  • 図書館で借りた本。時系列が逆の構成になっている内容で各章ごと違う人の目線で書いてある話で、主人公の男女の成り行きまでも分かる。殺人事件あり近親相姦ありの話ながらもそこまで泥臭く感じなかったのは、最初の章の主人公達のあっけらかんな関係な所かな。嫌いではない本。

  • 2017.5.30

  • こういう時系列か。

    構成が面白いと思う。
    映画も観たいけどちょっとこわいかな。

  • 桜庭一樹さんの『私の男』

    「優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか? この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂」

    話の展開の仕方は好きだけど、娘を持つ身としては、父娘の近親相姦だけは感情移入してはいけないなと……

  •  時間を遡行していく各章は独立した視点で描かれるのだが、花の小学校四年生時の最終章は、年齢的に描写内容に違和感があった。

     花の結婚を機に姿を消した淳悟だが、結局は、離れきれず、二人で暮らさざるを得なくなるのだろう。二人は共有しすぎているから。

     大塩のおじいさんが花にここまで拘るのはなぜなのだろう。

     花の出生について詳細不明なのが気になる。淳悟と民宿母との子という理解でよいのか。

  • 嫌悪感を感じながらもドキドキする。好きじゃないけどやめられない。
    最後、なんかせつないなー
    ずっと一緒にいてほしかった。

  • 桜庭一樹「家族」三部作の第二作目。

著者プロフィール

桜庭 一樹(さくらば かずき)
1971年、島根県生まれの小説家。
1999年「夜空に、満点の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。
『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)、『私の男』で直木賞を受賞。他の代表作に『GOSICK -ゴシック-』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『赤朽葉家の伝説』などがある。
ゲームのノベライズやライトノベル作品や、山田桜丸名義でゲームシナリオを手がけるなど幅広く活躍している。

私の男のその他の作品

私の男 (文春文庫) 文庫 私の男 (文春文庫) 桜庭一樹
私の男 (文春文庫) Kindle版 私の男 (文春文庫) 桜庭一樹

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