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- 本 ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163264608
感想・レビュー・書評
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最初っから最後までずーっと山嶽党VS鞍馬天狗でした。なんだか乱歩の黒蜥蜴を連想した。
個人対組織の構造みたいなところや、最後まで組織が凄そうに描写されていても何もしないままというところや。
ガイコツがふらふらしているように見える秘密の結社、ってなんか大正〜昭和初期のテイストだよなぁと思う。月光仮面とか初期の仮面ライダーの敵組織のようだ。
総括としては、もっと思い切って敵組織が悪事をたくさんしてくれてもよかったのにな、とか。
近藤さんを誘拐するとか、京都所司代と組んで殺人と事件の隠蔽をするとか。どうにも敵組織がちんまりと見えてしまう。
……あと鞍馬天狗さん、無駄にCONがありすぎる。そういう意味では、前半が一番楽しかった。
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