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本 ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784163267906
感想・レビュー・書評
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もうちょっと堅苦しい内容かと思ったら、けっこう面白かったです。
逆転裁判みたい。
自分が裁判員に選ばれたら、こんな裁判だったらおもしろいのに。
でも、現実はもっと退屈なんだろうな。
森江春策シリーズはちゃんと読んだことなかったんだけど、これを機に色々読んでみようと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
裁判所から呼出状が届いた。裁判員となって裁判で有罪か無罪かを判断しなければならない。司法とは関係ない市井の一人が一通の書面で人の人生を決めなくてはいけないのが裁判員制度だ。裁判所でどのように裁判が行われ、数日間の内に、裁判員と職業裁判官とどうやり取りをして判決が決まるのかが、おおよそ分かる。65人に一人の割合で裁判員になるとか。人の人生を決める役はきついなあ。
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検事の菊園綾子と弁護人の森江春策が繰り広げる裁判の話だが,裁判員も最終判決に加わるという制度であることから,弁護人の戦術が楽しめた.3つの事例が出てきたが,最後の「自白」が特に面白かった.証言者の時間が不正確であったことを追求することで,話がどんでん返しになった.面白かった.
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土曜ワイド劇場でドラマ化されるから、と借りてきたが、睡魔に勝てずやっと読み終わった。3つの話による短編集。裁判員に選出された「あなた」視点の三人称。裁判員から見た裁判の様子が判りやすく描かれていた。弁護士・森江春策シリーズは初読だったけれど、他のも読もうかなあと思う程度には良かった。ただ、土曜ワイドでは森江を中村梅雀さんが演じていたが、それは違和感ありだったなあ。「探偵Xからの挑戦状」では新井浩文さんが森江役だったけれど、うすぼんやりな役という意味ではこっちのが良かった。若いけどね。梅雀さんだとどう見ても「30代」には見えないもん。
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2009年に始まった裁判員制度を取り上げた、2008年刊行(初出は2006年~)の短編集。法廷ミステリとして素直に面白かった。物語自体は軽めだったけれど、実際自分が挑むことになればまた違うんだろうな。
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読書完了日2011年09月26日。
著者プロフィール
芦辺拓の作品





