- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163269306
感想・レビュー・書評
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空港物語なので、面白かった。
これから、探してみたいかも…。
遠藤慶太は29歳。大航ツーリストの企画課から成田空港支所に「飛ばされて」きた。遠藤は「ぜったいあぽやんにはならないぞ、本社に返り咲くぞ」と心に誓うが―。再入国許可のない日系ブラジル人少女をめぐる駆け引き、絶対に出発しようとしない老婦人の秘密、予約が消えて旅立てない新婚夫婦をどうするか?空港で起こる旅券やチケットのトラブルを解決し、旅客を笑顔で送り出す「あぽやん」たちのカウンター越しの活躍を描く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ありきたりなお仕事小説と言う感じですね。
空港が舞台というのとタイトルが売りなのかな。
シリーズ三作、ドラマ化にもなっていますね。 -
旅行代理店に勤めてて空港で働く人のことを「あぽやん」というそうで。
こんな仕事があるんだな~と空港の裏側を知ったかんじで面白かった。 -
そもそもの語感は確かに少々間抜けですね。「あぽ」があっての「やん」ですけど、その語源というか、航空業界用語なんかも散りばめられているお仕事小説。主人公は、仕事を覚えメキメキと成長ってフォーマットはきっちり入っておりますが、周りの状況含め、やんわりと進んでいく感じ。その業界ごとのトラブルなんかが垣間見えるのは楽しいですね。続刊しているようですが、3冊までなのかな。このご時世を考えると復活しても良いような気がしますね。航空業界の想定を越えた状況をどう描くか見てみたいですね。
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あぽやん 阿呆みたいな単語だか、空港でお客様を見送る旅行業務に従事する人のストーリー
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ドラマを見逃してから、ずっと読みたいと思ってました。空港は年に1度くらいしか利用しないけど、空港スタッフに近くなった感覚で楽しめました。帰りの海外での乗り継ぎの際、どうやら座席がないようだった時に「大丈夫です」とものすごく力強く言われた事を思い出しました。
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<閲覧スタッフより>
エアポート、略してAPO。そこからもじって、旅行会社のスタッフは「あぽやん」と呼ばれます。空港は、様々な人が出入りする分、トラブルも多い場所。それらと真摯に向き合い解決していくあぽやんたちの勇姿に、きっと惹き込まれると思います。続編もあるので、気になった方はそちらもどうぞ。
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所在記号:913.6||シン||1
資料番号:10209414
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前述の通り、現実の人間関係でドロッドロになってる最中に読んだので、ひじょうに読了まで時間がかかった。(;^ω^)
本になかなか集中できひんくて・・・。
また、私がもめてるのが旅行会社に勤めている人なもんで、どうにも熱が入らんというか・・・(笑)。
そもそも、「あぽやん」って何? ちゅう話よ。
「あぽやん」の職業?については作中で何度か説明はしてくれてるけど、なんやろう、どこに所属している、何をするために空港にいる人なのかがわかったようなわからんような・・・。
空港を舞台にしているのはもちろんわかるんやけど、遠藤くんたちはどこに勤めている人なの?
旅行会社に勤めていて、旅行会社の空港業務ってこと?
私は飛行機に乗りたくないので、この空港業務がまったくわからん。
ましてや旅行会社を通じて飛行機に乗ったのはたぶん一度しかないので、ますます
「ああ、ああいうお仕事やな・・・」
と、想像もできひんけど、できひんなりにめっちゃ楽しんで読みました。
基本こういう接客業のバタバタ小説は面白いよね!
そこに遠藤くんの成長を加えたりしてもうたらより一層面白い。
また遠藤くんっちゅうキャラクタも魅力的でしたよ。
要領がいいんだか悪いんだか、一生懸命さはとっても好感が持てたな!
融通が利かんわりには人の言うこともちゃんと聞くし、そら、好かれるわ! ちゅう具合。
あっ、アカン・・・。そういう目で見たらあかんのに、そういわれてみたら遠藤くんモテモテやん(男女問わず)。
遠藤くんだけじゃなくて、女性はもれなく素敵やし、慣れ合わない男性の関係も新鮮やったな。
仲がいいのか悪いのかよくわからんこの距離感が、最近女性作家の恋愛ものを立て続けに読んでいたため、あっさりしてて楽しめた。
それにしてもシフト業務っていうのは、大変やなあ・・・。
私は事務仕事しかしてへんので、シフト業務が謎すぎる。毎日働く時間が変わるなんて、よく対応できるなあと思います・・・。
ほんで、遅番のアフター5が深夜零時とかもすごい。
5じゃないよ、5じゃ。
(作中で「アフター5」という言葉は使われてへんけど)
著者は旅行会社勤務の経験があるそうです。
だからリアリティがあるのね。
前触れもなく専門用語が飛び交うし(とはいえ、「わかりやすい専門用語」の範疇に入るんやろうな)、詳しい説明がないので仕事内容がはっきりわからんのに、それがよかった。
著者の別タイトルも読もう。
確かこの本も、ラジオで紹介されてたので予約しました。竹宮ゆゆこ氏とか秋吉理香子氏とか、自分では絶対に探せない本を読める機会があるって、いいなあ。
期せずして、(知り合いに)喧嘩をふっかけたときに読んでたので、
「そうなのか。そうやったらいいな」
と、ひどく思った。
本って、ほんまに、そのときの自分がほしい言葉ばっかり探してしまうね。
他人に言うてもらえるのがそりゃあ最高やけど、そうでなくても、本に励ましてもらえるというのもありがたいものです。
(2016.12.17) -
飛行機は利用しないけどそれでも雰囲気が伝わってきておもしろかった。
著者プロフィール
新野剛志の作品





