ファイアー・フライ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 127
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163269405

感想・レビュー・書評

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  • 楽しい誘拐事件になりました。特に山歩きの描写は、自分が山好きなせいもあり、とても良かった。また、嵐の中で辰っちゃんが流されていくシ―ンは、自分が木島になったくらいの迫力があり、感動しました。

  • 人違いで誘拐された男が横領犯で身代金はとれないしで犯人が困る話。
    黒幕が早く落ちすぎ、警察無能すぎではあるけど、ラストもすっきり。

  • 高嶋さんってこういうのも書くんだ・・・、というのが第一印象。環境問題やら原発事故が絡んでくるのかと思ったら、全く違いました。奥さんの態度がいただけなかった。

  • 犯罪の動機が弱い。
    いくら借金のかたとはいえ。。。殺人と誘拐と脅迫。
    「組織」と言っている時点でお察し。
    環境破壊をせずに社会活動している企業があるだろうか。
    会社や家族、本当の姿を見つめることができて主人公には良かったのかもしれないが。
    最終的には犯罪の片棒を担いてるのは、すっきりしない。
    新しい恋人と海外旅行か。。。

  • 比較的好きな分野の本なのであっという間に読んだ。内容に対して少し長いかもしれない。逆にこの長さならもう少し内容を厚くできた気がする。

  • いくら痩せてヒゲはやして人相が変わっても
    本社を自由に出入りできるほど警察は甘くないと思う

  • 社長と間違われ誘拐されたが・・・

  • セネックス工業の研究員の木島は,社長宅に研究成果の報告のあと,
    たまたま空いていた社長車に乗せてもらって帰るところを社長と間違えられて誘拐される。
    その後,木島が会社の金を使い込んだと報道されていることを知る。

    誘拐犯の作り込みがいまひとつな印象。

  • 「ミッドナイトイーグル」の作者、高嶋哲夫の書。「M8」「TSUNAMI」「ジェミニの箱舟」などのディザスターモノとは違い、犯罪サスペンスモノです。

    元研究者であるからなのか、本書に限らず、彼の著作の主役は企業や公的機関の研究者である事が多いです。本書もその一つ。逆に言えば、「ミッドナイトイーグル」は、その原則から外れた本と言えます。

    始まりを読むと、一体どういう風な結末を迎えるのか?と少し心配になりましたが、物語が進むにつれ、「そう来たか」と言うストーリーに。少し残念なのが、主人公の家庭について、思わせぶりな描写があるんですが、それほど深い突っ込みは無く、その辺りが不満です。あれだけ思わせぶりな書き方なんだから、もう少し何かあってもいいと思います。

  • 人違いで誘拐された挙句、横領の罪まで被せられてしまう主人公。最後の方はバタバタとちょっと慌しい終わり方だったけど、家庭でも社会ででも存在感のない中年男が、喧騒から離れた大自然の中で犯人と心を通い合わせ、徐々に新しい自分を見つけ出し、自ら汚名を払拭するために動き出す姿は格好良かったし、爽快だった。

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著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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