いすゞ鳴る

  • 文藝春秋 (2008年5月19日発売)
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本 ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784163270203

感想・レビュー・書評

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  • いつも惹き込まれる物語をあまり感じられなかった
    地震で江戸が消えかかったこともあったことを知る 

  • それほど栄えていたくじら漁の漁師村はどうなったのかしら?

  • ご都合主義を霊的なものを持ってくるとは・・・

  • お伊勢参りは江戸時代の窮屈な生活から
    開放してくれる天下御免の一大イベント!
    家出同然に歩いて、ボロボロになっても
    お参りと聞けば、周囲は暖かくメシを食わせて
    くれる風習もあったようです

    伊勢神宮のありがたさを全国に広めた御師
    その不思議な話がいくつか絡み合い
    大きな感動の話につながります

    山本一カ先生のお仕事シリーズとしては
    御師・・・でもいいのですが、今回は鯨取りの
    漁師さんということで

  • くじら組のあとに読んだのは正解だった。
    が、内容はぼちぼち。
    最近読んでる山本作品は食いつけるのが少なく残念である。

  • 毎年のお伊勢参りを企画・運営・実行する御師。
    鯨漁に命をかける、浜の漁師たち。
    江戸の長屋暮らしの夫婦と隣家の子供。
    様々な人たちが織りなす、人間模様。
    自らの仕事に誇りを持ち、まっすぐに生きようとする心意気に惚れぼれする一冊です。
    ただし今回はあちこちに話が飛ぶので、主人公がいまいち特定できません。
    しかもお告げで江戸の子供を土佐に呼ぶという、少し現実感のない設定。
    山本さんの本にしては、一風変わっているなぁというのが正直な感想です。
    でもそんな「?」を補って余りある面白さがあるというのも確かなのですよ。
    自分の仕事や生き方に、ふと疑問を感じてしまった方なんかに読んでいただきたい一冊ですね。

  • 江戸時代の心温まるファンタジー

  • 江戸と土佐の御師
    江戸の子供が土佐に吉兆をもたらしクジラを呼ぶ話

  • 深川の子が室戸まで来て鯨漁師を救う???〜安政の地震により倒壊した深川で残った両替屋の伊勢屋は江戸の復興を願って舟で伊勢参りに行くことを決意。御師は焼け残った長屋の子が跡継ぎだと云う。一方の土佐は室戸の鯨漁師は伊勢参りの御師の夢見で,伊勢神宮で会う江戸の子が鯨を呼ぶと云う〜深川と彼の故郷の土佐を無理矢理繋いだ感じがする。伊勢参りのガイドは権威と霊感を供えていた?

  • 江戸時代末期。土佐室戸岬の鯨組漁師たち。加賀奥能登の漁師と漆職人たち。江戸深川の両替商や職人、町内鳶たち。旅先案内人の「御師」に導かれ、それぞれの思いを胸に、お伊勢参りに旅立つ。江戸深川に住む左官の7歳の息子、朝太の成長物語を絡める。面白そうだと思って読み始めたが、物語にメリハリがなかった。やっと着いた伊勢神宮だったが、盛り上がり不足。感動がなかった。最後に、朝太が奇跡を呼ぶが、それも御師によって予言されていた通りのことが起こっただけ。予言と違ってきたけど、どうなるんだろう、みたいなドキドキ・ハラハラするようなことは起きない。なにかひとひねりほしかった。 

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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