彼女について

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1144
レビュー : 242
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163275802

感想・レビュー・書評

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  • えっ?えっ?と思えるような展開に
    まさかのラスト
    救えない話だと思ったけど
    魂の救済と言えばそうなるんだろうな。

    自分の人生大切に生きていきたい
    そう思えた本

  • 私はよしもとばななの言葉がわかっているのだろうか。この人の放つ温かく光あふれる言葉の何分のいちも受け取れていないのではないか。なぜならこの人のお話の多くは大きな傷を負ったり大切な人を亡くした人の方へ寄り添っているから。
    でも、それなりに過ごしている私ですら心の奥深くに光がさすのだから、よしもとばななの温かさははかりしれない。私はこの本をこれから何度も読み返すだろう。人生に行きづまったり、暗いところから出られないとき、いつも私にひかりをくれると思う。そして、自分へもたらされた沢山の幸福に感謝して、生きていく。歩いていく。
    近年のばななさんはひかりからあかりへと、やわらかくなっていると思う。自分の読書にしか伝わらない魔法のような言葉で、伝えてくれている。願わくは、いつまでもその言葉が解るわたしでいたい。そういう生き方をしたい。

  • 残酷だと思った。わたしの気持ちは昇ちゃんに近くて、たのしく笑って一緒にご飯を食べて抱きしめられるのに、これが現実じゃないなんて、そんな事言って、全部夢なんでしょう?そうあってほしいと思った。

  • ほわほわとあたたかいものに包まれる。

    救われない物語に救われた。

    いやしだ。

  • この本を購入した数日後に、知人が偶然この本について、
    「途中『この爽やかさが逆にくどい』とか思ってた自分を死海に浮かせたい」
    とレビューしていて、結末を楽しみに読んだ一冊。

    知人のレビュー通り、クライマックスからラストにかけての大どんでん返し・怒涛のフラグ回収が素晴らしく、私も震えた。

    よしもとばなな作品では初めてのファンタジーものだった。嫌いじゃない。

    そして、何度も書くようだけれど、この人の心理描写や、登場人物を通して語られる生死観がすごく好きだな。

    「だれだって、自分の親を信じたいだろう、どんなに変でも、そんなことするわけないって思って、目にもフィルターがかかってしまうだろう?好きでいたいだろう、親のこと。そういうことだよ。(p.154)」

    「心が静かになるということは、落ち込むことでも不必要に明るくなることでもない、たとえるなら寒い日に温かい家の中から見る雪景色のようなものだということがわかってきた。いつもと違う光のかげんで世界は均質に美しく明るく見える。太陽の光はなくてもなにもかもが落ち着いた明るさの中にある。(p.185)」

    「いいなあ、好きな人の作ったものはなんておいしいのだろう。お手伝いさんや料理人がお仕事で作った味とは違う。さあ、いっしょに食べよう、この同じ素材で体を創っていこう、続けていこう、という味だ。てきとうに作っていても、確かな中心がある。(p.197)」

    ばななはいつも、世界の温かさを、人の、弱くて強い心を、私に教えてくれる。

  • 一番の呪いは普通の日々の積み重ね

    生きている人だけじゃなくて

  • キャンドルジュンがでてきた…

  • ある日、幼少期以来顔を合わせていなかった、いとこの昇一が由美子の家を訪ねてきた。
    曰く昇一は、魔女であった母親の遺言で「由美子を助けに来た」らしい。
    過去のトラウマでいまいち記憶がはっきりしない由美子は、昇一とともに過去に触れる旅に出るのだが……
    ダリオ・アルジェントの映画『トラウマ』をベースに書かれた一冊。

    ふわふわした不思議な空気が常にあった。
    つらさとやさしさが共存しているお話。

  • 予想外のラストに仰天。
    切ない真実に涙。

  • よしもとばなな久しぶりだったのもあり、おぉ、こんな感じか、と思いつつ引きこまれて読みました。
    もっと読んでいたかったな、というある意味物足りない読後感。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

よしもとばななの作品

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