聖女の救済

著者 : 東野圭吾
  • 文藝春秋 (2008年10月23日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163276106

作品紹介・あらすじ

男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は-虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。

聖女の救済の感想・レビュー・書評

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  • 子どもができないことを理由に離婚を言い渡され、北海道に帰省した妻の綾音。
    夫は妻の弟子であり不倫相手でもある女と一緒に過ごし、次の日に死亡する。
    原因はヒ素入りのコーヒー。どこからヒ素が混入されたのか…。
    捜査する草薙刑事は綾音に魅かれ、いつものような冷静さが保てない。
    部下の内海刑事は、湯川のもとを訪れ助言を請う。

    最初からほぼ犯人はわかっているにもかかわらず、見えないトリック。
    冷静で強かで心の内を見せない綾音。
    彼女はどうやって遠く離れた地にいて、夫の飲む水に毒を入れたのか?

    容疑者Xの献身ほどの衝撃はないにせよ、対になるような作品。
    被害者の人となりが酷いので、トリックは知りたいけれど、犯人が暴かれなければと
    半ば本気で思ってしまうような^^;
    そして判明するトリックは、シンプルでありながら一般には荒唐無稽。
    うちでは絶対使えません(笑)。

    でも綾音さんも不倫相手も、どこがよくてこの男に惹かれたんだろうなぁ…、
    いかにかっこよくて資産家でも、こんなことを平気で言うような男の
    何を信じてどんな将来が考えて夫婦になれるのだろうか。
    女心は、もっとどろどろしていると思うし愛を求めるものなのではないかと思う。

  • 彼女の清らかさが、
    「罪」などとは、無縁である(はずの)汚れの無さが、
    神々しくて
    眩しすぎて
    全くつけいるスキが無い…。

    さらに、聖女に恋した草薙刑事が
    彼女を守るように立ちはだかっている。

    これは、完璧なディフェンス。

    今回ほど、
    湯川先生の登場を(早く、早く)と待ち望んだ物語は
    無かったと思う。

    科学は、
    人の決して消えない念から生まれた奇跡を、
    打ち破る事が出来るのだろうか。

    最後まで、その攻防の行方は予想がつかず・・・
    これまでで、
    最も困難な推理だったかも知れない。

  • やっぱりこの方の作品は面白くて、何より読みやすい!(・Д・)!

    2時間ドラマを見てるような感覚で、同じ時間枠で読めるのは凄いよなぁ

    ドラマや映画はあまり見ない派だけど、薫ちゃんが福山雅治さんの曲を聴いてるくだりに思わず吹いた笑

  • ガリレオシリーズ。

    『容疑者Xの献身』がパーフェクトだったので
    比べちゃうとアレですが、本作も面白かった!

    ひたすらコーヒーが飲みたくなる。
    ムキになる草薙刑事、でも冷静。いいですね。

    読後、題名に納得する本は
    驚かされた分、得した気分になります♪

  • 最後にタイトルに納得。逆転の発想。

  • 73.うわぁ、凄いひどい夫だなぁ。。と、おぞましく思いました。でも、綾音は1年でその夫の気持ちの変化をどこかで期待したから結婚したのかなぁ。考えられない。そんな新婚生活続けられない。しかし、登場する女性は強いというか、裏表があって怖い。まぁ、でも女性ってそういうところは誰にでもあるからなぁ。女って怖いなぁとつくづく思いました。

  • ガリレオシリーズ第五弾は長編。
    トリック自体はものすごく長期戦だし、かなり冷静に行動できるかつ、頭の良い人でないと無理だが。。。(@_@;)
    その点が少しひっかかるが面白いなには違いない。
    初めから犯人が分かっていて真相を表面化させた「容疑者Xの献身」より、一瞬二年前に自殺していた潤子の為の復讐か?と思わされたがこちらの作品のほうが私には面白かった(^◇^)
    薫のiPodの中に福山雅治の曲が入っていたのに笑えた'`,、('∀`) '`,、

  • なんとも言い難い作品。もう少し、話に厚みが欲しかった。

    ガリレオシリーズは容疑者Xの献身が秀逸すぎる。
    容疑者Xが基準となってしまっている為、それ以降の作品の評価は中々厳しくなってしまう。

  • ガリレオシリーズ。
    犯人は早い段階でわかるのだけど、トリックがなかなかわからない。湯川先生もてこずるほど。トリックがわかって、なるほど、タイトルに脱帽…。
    もう少しずつ、綾音、宏美、じゅん子の心理を掘り下げて欲しかった。
    久しぶりの東野圭吾、読了したのはam 2:30でした…

  • 2013年3月13日読了。「このミステリーがすごい」2009年度の第18位の作品。自室で毒物の入ったコーヒーを飲んで死亡したIT企業社長・真柴。上京から毒物を仕込めたはずの人物は妻の綾音しかいないのだが、「このトリックは虚数解だ」と喝破した湯川の推理とは?論理的思考で「そんなわけねー」と常人が除外してしまうような発想を導き出すガリレオの推理が発揮されたトリックだと思うが、それにしてもあり得ない話だ・・・。本当に被害者は、そんなに魅力的な男だったのか?犯人にも犯行理由にも共感ができない、「模倣犯」並みの分量で関係者の過去を描いてはじめて生きる話だったんじゃないのかなあ・・・。刑事草薙が綾音にひかれた理由もよく分からない、「容疑者x」もう一度、とはいかなかったか。

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