われに千里の思いあり〈下〉名君・前田綱紀

著者 : 中村彰彦
  • 文藝春秋 (2009年2月発売)
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :19
  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163277608

作品紹介・あらすじ

加賀百万石の繁栄と平和を築いた前田利常、光高、綱紀の知られざる運命。全三部の華麗なる歴史絵巻、ついに大団円へ。

われに千里の思いあり〈下〉名君・前田綱紀の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 初めて読んだかもしれない!豊臣秀吉と共闘し支え続けた前田利家が作り上げた加賀百万石。加賀百万石といっても正確に言うとこの本の上巻の名脇役である2代目当主の前田利長の兄弟に分け与えた分割地を含んでのことである。

    「われに千里の思いあり」

    これは表現の仕方がわからない。負けの美学?守りの美学?それとも服従の美学?それとも生き方なのかもしれない…

    加賀藩の前田一族が関ヶ原での動向が違ったものであれば、利家が存命ならと子供の頃に色々と考えたことがある。徳川の世が安泰したのは利家の死であり、前田家の服従が一番の要因だったのだと思う。

    上巻が前田利常。中巻が前田光高。下巻が前田綱紀の前田家の3代~5代目の当主を描いた長編作です。存続という言葉が一番多く使われているような気がします。徳川の目を気にしながら生きていくのは戦いに明け暮れた時代よりも乱世であったのかもしれない…そんなふうに思ってしまう作品です。

    話の中に探りの部分が多すぎて、いい本なのだが考えさせられるシーンが多すぎる。潰したい徳川に逃げ切ろうとする前田家…そんな構図がどんどん読んでいるうちに強くなってくる。せっかくのいい政策を起こし名君と謳われても探りのシーンが来るたびになんか…でも、知らないことがたくさん頭の中に入ったいい本だァ~

  • 前田藩、綱紀

  • 今までで一番面白い歴史小説です

    この作者の作品は初めてですが
    加賀前田家100万石の3〜5代目迄を
    こんな歴史観で読んだのは初めてでした
    骨太の作品の中で、保科正之の後見で
    江戸時代最高の治世をなした武将

    ・・・勉強になりました♪

全3件中 1 - 3件を表示

われに千里の思いあり〈下〉名君・前田綱紀のその他の作品

中村彰彦の作品

われに千里の思いあり〈下〉名君・前田綱紀はこんな本です

ツイートする