プリンセス・トヨトミ

著者 :
  • 文藝春秋
3.53
  • (359)
  • (796)
  • (927)
  • (191)
  • (43)
本棚登録 : 4493
レビュー : 904
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163278803

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • テレビで先に映画を観た。ただどういうわけか、録画した映画の途中から、それもクライマックスシーンから観てしまった。それと知らずに。先に観ていたパートナーからは、映画が終わったところで「どうして途中から観てるのかなあと思った」と言われた。先に言ってくれればいいのに。仕方ないので、もう一度最初から観た。先のネタがばれた状態で観てもおもしろくないかと思ったが、それはそれで楽しめた。「はらはら、どきどき、わくわく」という部分は少し減ったかもしれないが、伏線を考えながらしっかり見ることができた。結論、抜群におもしろかった。「長い廊下を二度通ることになるというくだり」では目頭が熱くなった。さて、映画の話をしたら、近所にすぐ原作を貸してくれる人がいた。これまた結論が分かっていて読んでいるのであまり楽しめないかとも思ったが、四章後半あたりから、特に五章に入ってからはぐいぐい引っ張られた。映画とは設定がずいぶん違ったけれど、それはそれでよかった。組長さんが頭丸めて校門前で土下座するなんていうシーンには、ちょっとニヤニヤさせられた。35年に1回くらい結束するということが、「これはほんまのことなんや」とみんなに思わせるようなはたらきがあるのだろうなあ。僕も大阪の男でありたかった。ほんまに本物の大阪城はあると思う。映画で和久井映見さんが「ほんま大阪の男は・・・」というときの顔がとってもすてきだった。

  • ホントに在りそうです…大阪国
    でも、実は女性が男性陣を手のひらの上で転がしてる図が浮かびますね。
    ほんっと男って子供よね~って感じで。
    最初に読んだとき、映像の方がすんなり楽しめそう、と思ったのに、映画は観そっびってしまいました。

  • 万城目ワールドに引き込まれた!
    難しい言葉の羅列を省いてどんどん読めちゃう。大阪総理大臣?だっけ、その息子が女の子になりたいと思う男子って設定もなぜここで?と摩訶不思議。

  • 人情深く、噂好き、世話焼き、商人気質…大阪に生まれたことにプライドを持っている大阪人の質や独特の文化を思えば、「もしかしてあるかも?」と信じたくなる。歴史、実在の組織や建築物等を絡めた秀逸なエンターテインメント作品。いつの時代も男は女の掌の上??(笑)

  • とっぴんぱらり…を読んであったので、あの赤ちゃんの末裔が茶子ちゃんなのね、と思って読みました。
    万城目さんの作品はいつもそう感じるのですが、基本的に前置きが長く、ちょっと退屈、そののち途中で急に夢中になる、というパターンなのですが、今回も、ひょうたんあたりから夢中になって読みました。
    男の人にとって父親の最期の言葉ってそんなに大事なのかなぁ、私も父は他界してるけど、あんな嘘みたいな話信じるかなぁ???と思いました。
    母に言われたのなら、信じるのかな?
    でも、結局、ねね様がすべてお見通しだった、というオチになっているのが、なるほどな、と思いました。

  • まきめさんがすっきでねぇ。ここまで書かれると納得させられてしまうわ

  • 国の補助金の配当正当かどうかを調べる会計検査院の鬼の松平、美人エリート調査官旭、ミラクル鳥居の3人の調査官が社団法人OJOを調査しに来るところから物語は始まる。
    次第に見えてくる大阪国という存在、それを追う会計検査院、空堀中学校の中学生の少年少女の三つ巴で話は展開していく。
    大阪国の存在価値を説いていくシーンはとても興奮したし感動する内容だった。
    そして大阪の女性たちについて語られる部分にもうならされた。
    万城目さんらしいキャラクターのよさが出ていて読みやすい作品だった。

    この前に読んだ『とっぴんぱらりの風太郎』とのリンクが、表紙を開けたところから垣間見え、ひょうたん、そして最後の大阪の女性について話すところまで随所にみられて楽しかった。

  • 面白かった。厚いけど、すぐ読めた。

  • 20140407読了
    一度読んでみたかった作家さん。おもしろい!発想がすてき!こんなにいろんな角度から入って、最後にはちゃんとまとまるところがすごい。●地域性が見事に反映されていて、奇想天外だけど大阪国、もしかしたらさもありなんと思ってしまった。市井のおっちゃんたちが集結するシーンなんてぞくぞくするくらい、真実味を感じたりして。すべてを知りながら放っておく女たちがまた豪快!

  • 普段読まないジャンルですが。
    頑張って読破しましたがちょっと腑に落ちない感じが残ったかなぁ。

全904件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

プリンセス・トヨトミのその他の作品

万城目学の作品

ツイートする