プリンセス・トヨトミ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4497
レビュー : 904
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163278803

感想・レビュー・書評

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  • 鴨川ホルモー、ホルモー六景、鹿男あおによしに続く万城目ワールド。
    面白かったし、リズムよく読めた。
    でも、消化不良の部分も多々。
    鴨川ホルモー等の方が、私は好みだな。
    名前で、ぴん!ときたり、親との伏線で、ぴん!ときたりする部分があるので、うまく作られてるなーと思った。

    最終的なシメ。
    やはり女性は強い(笑)

  •  おもしろかった。500ページもある大作だが、途中で止められず1日で読んでしまった。
     現代空想(ファンタジー?)小説と言う感じの内容で、凸凹トリオの金融庁役人が実地監査に赴くところから話は始まるが、個性的な面々の現実にありそうな仕事風景である。また、大阪の商店街の人々の市井の生活のこれまた今日ありそうなドタバタ情景が並行して語られ、やがてこの二つのストリーが交錯し、非現実的な設定に取り込まれていくのである。
     ストーリー、構成、登場人物、描写いずれも読んでいる者を引き付けて離さない。書名からしてインパクトあるし、著者の筆力の高さをいかんなく発揮している本だと思う。

  • 一気読み

  • 万城目学の長編第三作。『鴨川ホルモー』京都、『鹿男あおによし』奈良とくれば、次はもちろん大阪ということで、3人の会計検査院検査官と性同一障害の中学生とともに大阪国の秘密を描く。日常と幻想が入り混じる構成は前二作と同じだが、発想の奇抜さ、物語の重層さ、ヒロインの魅力とどこを比べても、やや劣る感じ。もっとも、『プリンセス・トヨトミ』が劣るというよりは、前二作が優れ過ぎてるだけなんだけど。

    エンターテイメントとしては十分楽しめるが、そもそもが大阪国という発想自体がホルモーや鹿男と比べると奇抜さに欠ける(関西ではよくある冗談だ)し、旭ゲーンズブールのキャラクターも後半に至ってちょっと破綻気味で感情移入し難い。富士山の十字架の伏線も回収して欲しかった。

  • 20日のテレビ放送までに読みたかったんだけど。ちょっと遅れて…(笑)
    面白い!の一言!
    様々な人間模様や、大阪の独特な雰囲気…
    そして、珍しく会計検査院が注目されていて
    一気に読めました(^^)

  • 大阪の土地勘がないので、地名とか情景とか、よくわからなかったけど、でも、本当に大阪国が存在してるんじゃないか?とワクワクした。

    長かった!時間のある時にちょっとずつ読んでたから時間がかかったけど、最後は早く先に読み進めたい!とサクサク読めた。

    やっぱり、万城目学はおもしろい!

  • テレビで先に映画を観た。ただどういうわけか、録画した映画の途中から、それもクライマックスシーンから観てしまった。それと知らずに。先に観ていたパートナーからは、映画が終わったところで「どうして途中から観てるのかなあと思った」と言われた。先に言ってくれればいいのに。仕方ないので、もう一度最初から観た。先のネタがばれた状態で観てもおもしろくないかと思ったが、それはそれで楽しめた。「はらはら、どきどき、わくわく」という部分は少し減ったかもしれないが、伏線を考えながらしっかり見ることができた。結論、抜群におもしろかった。「長い廊下を二度通ることになるというくだり」では目頭が熱くなった。さて、映画の話をしたら、近所にすぐ原作を貸してくれる人がいた。これまた結論が分かっていて読んでいるのであまり楽しめないかとも思ったが、四章後半あたりから、特に五章に入ってからはぐいぐい引っ張られた。映画とは設定がずいぶん違ったけれど、それはそれでよかった。組長さんが頭丸めて校門前で土下座するなんていうシーンには、ちょっとニヤニヤさせられた。35年に1回くらい結束するということが、「これはほんまのことなんや」とみんなに思わせるようなはたらきがあるのだろうなあ。僕も大阪の男でありたかった。ほんまに本物の大阪城はあると思う。映画で和久井映見さんが「ほんま大阪の男は・・・」というときの顔がとってもすてきだった。

  • 万城目ワールドに引き込まれた!
    難しい言葉の羅列を省いてどんどん読めちゃう。大阪総理大臣?だっけ、その息子が女の子になりたいと思う男子って設定もなぜここで?と摩訶不思議。

  • 人情深く、噂好き、世話焼き、商人気質…大阪に生まれたことにプライドを持っている大阪人の質や独特の文化を思えば、「もしかしてあるかも?」と信じたくなる。歴史、実在の組織や建築物等を絡めた秀逸なエンターテインメント作品。いつの時代も男は女の掌の上??(笑)

  • とっぴんぱらり…を読んであったので、あの赤ちゃんの末裔が茶子ちゃんなのね、と思って読みました。
    万城目さんの作品はいつもそう感じるのですが、基本的に前置きが長く、ちょっと退屈、そののち途中で急に夢中になる、というパターンなのですが、今回も、ひょうたんあたりから夢中になって読みました。
    男の人にとって父親の最期の言葉ってそんなに大事なのかなぁ、私も父は他界してるけど、あんな嘘みたいな話信じるかなぁ???と思いました。
    母に言われたのなら、信じるのかな?
    でも、結局、ねね様がすべてお見通しだった、というオチになっているのが、なるほどな、と思いました。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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