プリンセス・トヨトミ

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163278803

感想・レビュー・書評

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  • 万城目さんの作品は初めて読みましたが、わたしにはちょっと合わないかも。。

  • うーん。
    まあ、面白い、っていうんだろう。
    大がかりな仕掛け、読む者をあっと言わせる展開。

    でも、なんだか楽しめなかった。
    そんなに長い間、大勢の人たちが関わって、なぜ秘密がもれないのか? とか、小さいことが気になって、その世界に入っていけなかった。
    この作者では、鹿男が抜群に面白かった。
    しゅららぽんも仕掛けが大がかりすぎて、設定の粗が目について入りこめなかった。
    相性の問題なんでしょうね、きっと。

    あ、最後の、大阪の女はぜんぶわかってる、ってのは気に入りました。

  • 普段読まないジャンルですが。
    頑張って読破しましたがちょっと腑に落ちない感じが残ったかなぁ。

  • 図書館で借りた本。

    とっぴんぱらりの風太郎を読んでから、読みたくなったので、読んでみた。

    「大阪が全停止した」の言葉に、何が起こったのか、とても興味をひかれたが、半分以上読み進めても全く大阪は停止せず、停止ってそういうことだったのかと気がついた時、期待が大きすぎたことを悟った。

    とっぴんぱらりの~~を読んで、期待値が大きかっただけに、ハードルを上げすぎた感があった。
    ニュートラルの状態から読んでいるともっと違った感想になっていたと思うと、少し悔しい。

  • 荒唐無稽な話は好きだが、なんだか書き方がだらりとしていて、間延びしている印象。
    父から子へと"守るべきもの"などを伝えたいが為に国家予算を5億円を使うのはやはり無駄遣い以外の何物でもないような気がする。

  • しゅららぼんに続き二作目の万城目作品。残念ながらやっぱり全くツボにはいらなかった。全体を形どる「笑い」が合わないらしい。
    リアリティを持たせようとしたところが個人的に逆にいまいちだった。

  • 以前、スピルバーグの「宇宙戦争」という映画を見た時、その一場面に大爆笑しました。
    UFOが世界の各都市を襲い日本も襲われる中、大阪はUFOを撃破したという場面。
    さすが大阪人!と妙に納得してしまいました。

    そんな訳で、大阪が舞台のこの本も映画化されて内容を知った時、「おもしろそう~」と思いました。
    大阪には日本とは別に独自国家があり、その長となるのは豊臣秀吉の子孫、しかも女性『プリンセス・トヨトミ』だというのが映画などのCMから得た情報。
    それを知って読んだせいで、その肝心な『プリンセス・トヨトミ』がいつ出るか~いつ出るか~とジリジリした感じで読み進めました。
    まだか~、まだか~と思いながら読んでもう早や本の中盤・・・。

    最初に登場するのは会計検査院の調査官三人。
    超エリート官僚で甘い者好きなキレモノ、松平。
    ハーバード大卒でスーパーモデル並の身長と美貌の旭ゲーンズブール。
    ゴレンジャーで言えば、キレンジャー的存在の小太りの鳥居。
    そして大阪の市立中学校に通う幼馴染の二人、大輔と茶子。
    大輔はセーラー服で中学校に通いたいという夢を実行しいじめられるようになり、茶子はそんな大輔の保護者的存在。
    それらの人物がそれぞれの立場から大阪国の深部に迫るというストーリー。

    こんなユニークなストーリー設定、そして登場人物!
    これでつまらないはずがないと思うのに、全くストーリーに入り込めない。
    文章に魅力を感じず、ストーリー途中からはただあらすじだけ分かればいいやとただ文字を追っていたという感じでした。
    もっと大阪ならではのアクの強さ、生命力、独特な文化を盛り込んで欲しかった。
    不完全燃焼な印象の本でした。

  • オチがあまり面白くなかったが、以前森ノ宮に住んでいたのでちょっと懐かしかった。

  • 惜しいなぁ。
    設定というか素材はすごくそそられるんだが、ストーリー展開、史実への作者の愛着など全てが少なくとも読者側からは中途半端で、消化不良に終わっている。
    「もっとどうにかなるやろ、おい」と作者をどやしつけたい気持ちで一杯。
    宝の材料を見つけてある意味満足してしまったのか?
    『鴨川ホルモー』の時と同じような読後感。

  • 父子の絆。

  • 物語の性質なのか、伏線も無いし、感動はほとんどなかった。
    特に、描写の主体がよく変わるので、読みにくかった。

    松平の左手の癖、旭の茶色の瞳の描写、大輔のスカートを触る癖など、表現の重複が多くて、くどい部分がある。

    大阪の街を「コテコテの大阪」という視点で描かなかった点は良いが、
    大阪市民でない、土地勘のない大阪府民にとっては、土地や背景の描写が単に文章を読んだだけでは、よくわからない。

    鴨川ホルモーが面白かっただけに、ざんねん。

  • 映画版を見た後だから、話の流れをつかめていたが、本先行だったら、きっと飽きてしまっただろう。
    大阪国って今現在大阪人ならファンタジーとして信じていたいのだろうな。

  • 前半は面白かったが、後半ついていけずパラパラと読み進めた。男性が好きそうな内容の小説だと思う。

  • 自宅ソファーで読了
    予約してまで読んでみたけど・・・少し期待外れ。

  • まぁまぁ、おもしろかったけれど、うまくまとまっている感じ。あまり印象に残らない。ほかの作品のほうがおもしろかった。

  • 読み始めてからなかなか読みすすまなかった。 寝る前に読むと数行で眠りに落ちることができた。う~ん、つまらなかった。

    非現実的だし、伝えたいことが伝わってこない。
    父から息子へと引き継がれること。それを伝えるタイミングを考えるとジーンとくるが、、、正直、こんな無茶苦茶な展開にしなくてもいいと思う。自由すぎる。

    私には万城目さんの作品があわないのかも・・・。
    ちなみに映画化は、鳥居が女性で旭が男性。男女逆転。
    鳥居を綾瀬はるか、旭ゲーンズブールを岡田将生、松平を堤真一が演じるらしい。イメージ違いすぎるかな。

  • 示し合わせて大阪城を目指すあたりにドキドキ。
    でもそういう老若男をずっと昔から知らん顔で見てると思ったら
    女の人はたくましいなぁ(笑)

  • 正直なところ、感想はいまいち。
    『鹿男~』や『ホルモー』同様、設定のあり得なさは健在なのに、
    いまいち入り込めなかったのは私が女だったからなのか、それとも
    ただ単にネタがつまらなかったなのか…。
    微妙なところです。

  • うーん
    状況描写があまりすっきり入ってこなかったなぁ
    万城目さんと気が合わなかったのか、
    はたまた俺の頭が弱くなったのか。

  • 会計監査、という難しい要素を読み飛ばしても話が成り立ってたので、ほぼ読み飛ばした。小気味よい語り口で読みやすかった。ただ、映画化されたわりにスケールは小さいかな。映像で観る方がいいのかも。鴨川ホルモーのように。綾瀬はるかちゃん好きだから見てみようっと。

著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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