プリンセス・トヨトミ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4493
レビュー : 904
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163278803

作品紹介・あらすじ

このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける"鍵"となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった-。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。

感想・レビュー・書評

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  •  妻に薦められ、また、小6の娘も読んだということもあり、それならば読まねばと読んでみた。
     歴史好きにはたまらない仕掛け。
     以下、ネタバレ注意。

     ちょっと我に返るとバカバカしくなる設定をとことんリアルに描いたのが凄い。筒井康隆だったら大阪府庁前での対峙をもっとドタバタに描いたのだろうが、本作では悪ふざけも控えめにとことん真面目に描かれている。
     てっきり「私がプリンセス・トクガワです」と言い出す人物が終盤で登場するのではと思いながら読んでいたのだが、登場せず残念。
     また、茶子の両親はてっきり大阪国に敵対する勢力に消されたのだと思い、物語の終盤はその組織との全面対決になるのだとばかりおもっていたので、単なる不慮の事故だったと知りちょっと残念。
     OJOが略称ではなく守るべき者を表しているという描写を読んで「なるほど! お嬢か!」と妻に叫んだ僕は天然です^^;

  • 会計検査院と大阪国とは。どういう話になるのだろうと思っていただが、面白かったなあ。父と息子の関係がいい。それを陰で全て知っている女性達。女性は強い。男性は女性の手の上で動いているのかも(笑)
    ところで、そんなに大阪人は豊臣家に思い入れがあるのかな?

  • 奇想天外摩訶不思議万城目ワールド。
    下らないと卑下されても、ひとつのことを忠実に守り続ける男達。
    大切なものと一緒に。
    それは、誰にもバカにできないことなのではないか。
    まったくのバカげた話だが、惹き込まれてしまう万城目ワールド。
    決してバカにはできない。

  • 2018年5月20日、読み始め。
    2018年6月9日、読了。

    内容が奇抜すぎて、ついていけないというか(-_-;)

  • 万城目さんの作品は初めて読みましたが、わたしにはちょっと合わないかも。。

  • 映画にもなった作品。映画を観てから読んだ。観てからでも読めるけど、読んでから観たほうがいいかな(笑)大阪を舞台にした現代舞台のお伽話。普段なじみの場所が出てきたりして面白かった。

  • うーん。
    まあ、面白い、っていうんだろう。
    大がかりな仕掛け、読む者をあっと言わせる展開。

    でも、なんだか楽しめなかった。
    そんなに長い間、大勢の人たちが関わって、なぜ秘密がもれないのか? とか、小さいことが気になって、その世界に入っていけなかった。
    この作者では、鹿男が抜群に面白かった。
    しゅららぽんも仕掛けが大がかりすぎて、設定の粗が目について入りこめなかった。
    相性の問題なんでしょうね、きっと。

    あ、最後の、大阪の女はぜんぶわかってる、ってのは気に入りました。

  • とんでもないSFだがつまらないかというとそうでもない。
    所謂ドタバタ活劇だ。

  • 万城目学ワールドにはまりました。
    大阪の父と息子が歩く道に切ない思いを抱いたのは私だけではないと思います。
    映画も楽しく良かったです。

  • <閲覧スタッフより>
    大阪の地名が実にたくさん出てきて、近辺の住人なら「あそこか~」と思えるような細かい描写が多々あります。さらに、舞台となっている空堀商店街は、グルメやお洒落のスポットとして人気も高まってきているまさに今アツい場所!行ってみる価値アリです♪
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    所在記号:913.6||MAM
    資料番号:20093293
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  • ダメだ、この間(鹿男あをによし)もだけど、
    万城目さんの小説で泣いてしまう。

    「これは男と男の話だから、感動するけど、松平の気持ちを思うと本当に心が動くけど、でも男と男の話だから永遠に入っていくことができないな」
    と思いながら読んでいたら、
    その後に旭が「太閤」で大輔に話す場面が来ました。
    泣いた。

    大輔の圧倒的な深い絶望感の描き方も、すごい。

    主人公が、非常に悪い敵の親玉より最終的に一番強くなるというお決まりだけどとても胸の熱くなるスカッとする展開も入っているし、
    ちゃんとスターウォーズのC-3PO的なキャラもいるし(鳥居)、
    もうこれ最高だ。

    大阪の人はなぜ面白いのか?
    というのを歴史的に紐解いている謎のシーンもある。
    大真面目に馬鹿な感じも入っていてもう、もう面白い。
    あと万城目さんって健さん好きなんだなというのも伝わった。

    全然感想が止まらなくてたくさん書いてしまった!

    **以下は日記みたいなものです。**
    私は大変な戦国音痴なのですが、去年1年間『真田丸』に夢中になりまして、
    大阪国の人の名前が出てくるたびにいちいち「おお、わかる!真田丸観ててよかった!!」大興奮しました。
    でも、なぜか「橋場/茶子」と「真田/大輔」の名前のことは読み終わってお風呂に入るまで思い至らなくて
    シャワーを浴びながら
    「!!!!!!!」
    と本当に本当にテンションがMAXになりました。

  • よくよく考えたらあり得ない設定なのに、 読んでいる間は、現実世界でもあるかのようにしっくりきちゃう。

    そんな「絶対ない!」をあり得そうに見せる、万城目さんのストーリー設定がすきです。

    今、大阪に住んでいるのでさらにわくわくしました!

  • なんで“茶子”なのかしら。“寧々”でいいじゃん、“秀子”とか“吉子”とかでも。“橋場”は、最初気付かなくて、結構読み進めてから「あっ!」って思って、嬉しかったやら悔しかったやら。(2017-03-01L)

  • 鴨川の方が面白かった。もうひとひねり欲しいかな。

  • 大阪城が出てくるまでは面白かった。

  • すごく非現実的な話だけど、リアリティがあった。その発想がおもしろい。
    最後、女性も実はみんな知っているというのがよかった。
    この人の作品ではいちばん好き。

  • 万城目ワールド炸裂全開!大阪万歳!映画もなかなか楽しかった。

  • 内閣、国会、裁判所いずれの機関からも独立した組織、会計検査院。こんな機関あるんだー、が第一印象。
    この本の登場人物は濃い。なにかしら性格にクセがあったり能力が高かったりする。いい意味で現実感がない。
    検査官サイドはあれでいいんだけど。中学生サイドはもう一押し欲しかったな。「物事は少しずつしか変わらない」のかもしれないけど。

  • 2012.5図書館本。
    映画の補足として読んだ。小説の圧勝。

  • 120227

  • 設定に無茶があるような。大輔のこれからを応援したい。「だって、女の子として生きていくんでしょ?」あっさり返す旭さんが素敵。

  • 会計検査官という人物設定がなかなか良い。その役目もあまり知らなかったので面白かった。先に映画を観ていたが、ストーリーの細部が違っていたので本の世界に入り込んだ。いつもの奇妙奇天烈な世界観だが、それを考えつけるのが、尋常なく凄い。また、最後のオチもいい。いつもがだが清々しく読み終えることができる。万城目さん偉い‼️

  • まず、発想がすごい。
    よくこんな設定思いつくな。

    そしてラストまでだれることなく読み進められるのが筆力なのか。

    キャラは立ちすぎているので映像にしたらやらしくならないかな。映画を観てないからなんともいえないけど。

  • 鴨川ホルモー、ホルモー六景、鹿男あおによしに続く万城目ワールド。
    面白かったし、リズムよく読めた。
    でも、消化不良の部分も多々。
    鴨川ホルモー等の方が、私は好みだな。
    名前で、ぴん!ときたり、親との伏線で、ぴん!ときたりする部分があるので、うまく作られてるなーと思った。

    最終的なシメ。
    やはり女性は強い(笑)

  •  おもしろかった。500ページもある大作だが、途中で止められず1日で読んでしまった。
     現代空想(ファンタジー?)小説と言う感じの内容で、凸凹トリオの金融庁役人が実地監査に赴くところから話は始まるが、個性的な面々の現実にありそうな仕事風景である。また、大阪の商店街の人々の市井の生活のこれまた今日ありそうなドタバタ情景が並行して語られ、やがてこの二つのストリーが交錯し、非現実的な設定に取り込まれていくのである。
     ストーリー、構成、登場人物、描写いずれも読んでいる者を引き付けて離さない。書名からしてインパクトあるし、著者の筆力の高さをいかんなく発揮している本だと思う。

  • 一気読み

  • 万城目学の長編第三作。『鴨川ホルモー』京都、『鹿男あおによし』奈良とくれば、次はもちろん大阪ということで、3人の会計検査院検査官と性同一障害の中学生とともに大阪国の秘密を描く。日常と幻想が入り混じる構成は前二作と同じだが、発想の奇抜さ、物語の重層さ、ヒロインの魅力とどこを比べても、やや劣る感じ。もっとも、『プリンセス・トヨトミ』が劣るというよりは、前二作が優れ過ぎてるだけなんだけど。

    エンターテイメントとしては十分楽しめるが、そもそもが大阪国という発想自体がホルモーや鹿男と比べると奇抜さに欠ける(関西ではよくある冗談だ)し、旭ゲーンズブールのキャラクターも後半に至ってちょっと破綻気味で感情移入し難い。富士山の十字架の伏線も回収して欲しかった。

  • 20日のテレビ放送までに読みたかったんだけど。ちょっと遅れて…(笑)
    面白い!の一言!
    様々な人間模様や、大阪の独特な雰囲気…
    そして、珍しく会計検査院が注目されていて
    一気に読めました(^^)

  • 大阪の土地勘がないので、地名とか情景とか、よくわからなかったけど、でも、本当に大阪国が存在してるんじゃないか?とワクワクした。

    長かった!時間のある時にちょっとずつ読んでたから時間がかかったけど、最後は早く先に読み進めたい!とサクサク読めた。

    やっぱり、万城目学はおもしろい!

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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