三匹のおっさん

著者 :
  • 文藝春秋
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  • / ISBN・EAN: 9784163280004

作品紹介・あらすじ

「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。

感想・レビュー・書評

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  • お久しぶりの有川ひろさん
    有川ひろさん大好きなのになんでこんなに間が開いたかなぁ…
    そして有川ひろさん大好きなのに『図書館戦争』はまだまだ温存しての本作です(なんだ温存て)

    ドラマであまりに有名な本作ですが、やっぱり最初のうちはあの三人の役者さんが頭にちらついちゃいますよね
    でも最後のころは綺麗に消えてたなぁ
    基本原作とドラマは別物体質なんで、自分の構築したイメージと違ってもなんら問題を感じないんだけど

    それにしてもいあなぁ、いい!
    三匹が完全無欠の正義の味方じゃないところがいいんですよね
    自分の知り合いや、目の前で困ってる人だけ 助ける
    知らない人は預かり知らんというスタンスね
    これが妙な信頼感を生んでるんです

    あ、この人たちは信用できるってね
    めちゃくちゃ突飛な設定なのに嘘くささがないんですよね、不思議
    もちろん淡い恋愛要素もしっかりあって大満足の一冊でした

    • 1Q84O1さん
      師匠、有川ひろさん大好きだったんですね〜
      知らなかったです…(^_^;)
      そして『図書館戦争』はまだまだ温存なんですねw
      師匠、有川ひろさん大好きだったんですね〜
      知らなかったです…(^_^;)
      そして『図書館戦争』はまだまだ温存なんですねw
      2023/03/02
    • ひまわりめろんさん
      有川ひろさんはけっこう読んでますよ
      んで軒並み高評価してます
      有川ひろさんはけっこう読んでますよ
      んで軒並み高評価してます
      2023/03/18
  • ◎ 本日のレビューは、さてさて親子の会話でお楽しみいただきま〜す!期待してちょんまげ!

    さて美: パパぁ。この『ごほん』な〜に。
    さてさて: 『ごほん』と言えば龍角散だな。
    さて美: えええっ、いきなりオヤジギャグ言う歳になったのー。この瞬間にウィンドウ閉じた人いるよー。知らないよー。
    さてさて: やばいなぁ。オヤジが出てくる本だから、つい。や、やり直そう。これは、有川浩さんって超有名な作家さんが書いた小説なんだよ。気になるなら貸してあげるぞ。
    さて美: (パラパラめくる) なんだかすごく字が小さいし、分厚いよー。
    さてさて: そうなんだよ。有川さんの本って出版社が違うと字の大きさがかなり違うんだ。この講談社出版ってところは妙に字が小さいね。
    さて美: 読めない漢字もたくさんある。ふりがながふってあるものもあるけど、難しい漢字多すぎだよー。『疾しいところ』『竦み上がった』『呷るのかよ』『囓らせる』ってふりがなもないし読めないよー。
    さてさて: 有川さんって、どうしてこんな難しい漢字使うのかなあって、パパもいつも思うんだ。他の作家さんでこんなこと感じる人あまりいないと思うんだよね。これはね、それぞれ『やましいところ』『すくみあがった』『あおるのかよ』『かじらせる』って読むんだ。漢字検定の勉強してるんじゃないんだけどね。
    さて美: この本、パパはもう読んだんでしょ?だったら、どんなお話だったか教えてよ。
    さてさて: えっ、パパ、そういうのは苦手だよ。
    さて美: でもインターネットのサイトで気が狂ったように本のレビューを書きまくっているって有名だよ!
    さてさて: どうしてそんなこと知ってるんだよ。
    さて美: まあいいからさ。目の中に入れたら流石に痛いかもっていう可愛い娘の頼みなんだからさぁ。
    さてさて: なんだそりゃ。まあ家族のコミュニケーションは重要だって、この本読んで思ったし、話してしんぜあげよう、でごじゃる。
    さて美 : (面倒臭い親父だ) じゃあ、よろしく。
    さてさて: さて美は定年って知ってるだろ?
    さて美: おじいちゃんになったら会社を辞めなきゃならないっていうあれでしょ。
    さてさて: そう。最近はその年齢が上がってきてるんだけど、この作品の主人公のひとりである清田清一さんはちょうど60歳になったんで会社を退職になったんだ。この人、自分家で剣道教室も開いていたんだけど、そっちも生徒がいなくなって一気にやることがなくなっちゃったんだよ。
    さて美: そうなんだ。寂しそうだけど家族はいないの?
    さてさて: 息子の家族と二世帯住宅に住んでるんだ。だから、定年退職の日に会社から帰ってきた日にお祝いをしてもらったんだよ。
    さて美: なんだぁ、幸せそうじゃない。
    さてさて: それがね。息子夫婦に、強引に還暦祝いの三点セットを着せられちゃったんだよ。
    さて美: それ知ってる。うちもおじいちゃん着てたよね。赤いやつ。喜んでたみたいに思ったんだけど。
    さてさて: 人それぞれじゃないかなぁ。清一さんは『カチンときた』みたいだよ。さらにね、息子夫婦が余計なことを言っちゃったんだよね。
    さて美: 余計なことって?
    さてさて: 剣道教室は生徒がもういないんだから、道場を潰して何か教室とか、お店に改造しないかって。
    さて美: 道場なんて使わないんならそれでいいんじゃないの?
    さてさて: いや、ダメなんだ。この親子何か確執があるみたいでさ。『呆気に取られて』清一さんが何も言わなかったら、清一さんの奥さんが『貴子さんがお店だか教室だかやりたいわけ?』という感じで『戦闘モードに突入』したんだ。
    さて美: この息子の奥さんに何かありそうだね。
    さてさて: そうなんだ。それで清一さんは『俺が死んだら、自分の好きなように使いなさい。しかし、せめて俺が死ぬまでは待ってくれんかね』と言ったっきり黙って家を出て行ってしまったんだ。
    さて美: 最悪じゃん。でも、お父さんも昔よくおじいちゃんと揉めてたよね。
    さてさて: 余計なことは言わなくてよろしい。えーっと、よくわからなくなったじゃないか。
    さて美: 清一さんが家を出て行ったってとこからだよ。
    さてさて: ああ、そうそう。それで清一さんは近所の馴染みの『酔いどれ鯨』って店に行くんだ。その店は清一さんの友だちの立花重雄って人が元大将の店なんだ。重雄さんは清一さんの落ち込みぶりを見て、有村則夫さんって人も呼び出して一緒に清一さんを慰めてくれたんだよ。
    さて美: 仲のいい友だちなんだ。その三人って。
    さてさて: そうなんだよ。それでその日は深夜まで呑んでお開きになった。で、その次の日なんだけど、その重雄さんが清一さんのところにやってきて『昨日、お前の愚痴聞きながら思ったんだけどよ。まだジジイの箱に蹴っぽり込まれたくねぇなぁと思ってよ。まだまだおっさんの箱に入っときたいと思うわけだ』って言うんだ。
    さて美: 何か思いついたんだろうね。
    さてさて: そうなんだ。ニヤリと笑って『「三匹の悪ガキ」のなれの果ての「三匹のおっさん」どもで、私設ボランティアでもやってみねぇか』って、提案したんだよ。
    さて美: あっ、それって本の名前だ。
    さてさて: そう。最近街が物騒になってきてるから、三人がボランティアで『私設自警団』みたいなことをはじめようと決めたんだ。
    さて美: 正義の味方だあ。カッコいいかも。でもおじいさんばかりじゃ頼りになるのかしら。
    さてさて: それが違うんだ。清一さんは剣道の師範代で、重雄さんは柔道が強いんだ。で、則夫さんは頭脳明晰。強力なトリオ誕生だよ。
    さて美: でも、普通の街でそんなに何かが起こったりしないでしょ?
    さてさて: そんなことないよ。世の中物騒だからね。この本は6つの章でできているんだけどさ、それぞれの章で事件が起こる。
    さて美: 事件って大袈裟だね。例えば?
    さてさて: 連続痴漢事件とか、オレオレ詐欺まがいの××詐欺とか。
    さて美: ××詐欺って何?それじゃあわかんないよ。
    さてさて: 言えるわけないだろ。ネタバレになるじゃないか。ネタバレと二度漬けは禁止だからさぁ。
    さて美: 何それ、ここは串カツ屋じゃないし、しかもそのギャグ、パパ、前にも使ったよ。
    さてさて: パパの自慢の持ちネタなんだからいいじゃないか。それにもし過去に使ったの覚えてくれてるフォロワーの方がいらしたら涙もんだよぉ。
    さて美: パパ、脱線してるよ。もうかなり長くなってしまってるんだから。
    さてさて: そうだね。ごめん。それで他にも、モデルスカウト詐欺とか、健康グッズ詐欺とか、いろんな事件に足を突っ込んで、一つひとつ解決していくんだ。これが面白い。
    さて美: でもおじいさんばかりの小説って、なんだか私には関係なさそうっていうか。
    さてさて: そうでもないぞ。清一さんの孫の祐希、それから重雄さんの娘の早苗っていう高校生も出てくるんだ。
    さて美: 片方は孫で、片方は娘ってなんだか変だね。
    さてさて: そうなんだ。どうしてそうなのかは読んでのお楽しみ。それと、二人の関係がモニョモニョモニョとなっていくんだ。いいねえ、青春だよぉ。ここではハッキリとは言えないけどね。
    さて美: ネタバレと二度漬けは禁止だもんね!
    さてさて: そうだ!さすがはパパの娘だ。理解が速いねぇ。
    さて美: あとは何かないの?
    さてさて: 007じゃないけど、秘密兵器というか、秘密道具が登場するんだ。
    さて美: えっ、なになに?それ。
    さてさて: 『盗聴探知機〜!』、『ルミノール調合液〜!』、『高電圧大電流銃〜!』
    さて美: う〜ん、007じゃなくて、それってドラえもんだよぉ。でも、なんだか面白そう。自分でも読んでみたくなったかも。
    さてさて: それでよろしい!では、最後にもう一つ。この作品がいいなって思うのはそういったエンタメ的面白さと、同居する様に有川さんらしいメッセージがきちんと入っているところだと思います。
    さて美: な、なに?急に真面目になっちゃって。あっ、流石に長いと空気読んだから、レビューを締めたいのね。じゃあ、あとよろしくね、真面目パパ!ママと先にご飯食べてるから!
    さてさて: 第四話で、学校を舞台にある事件が発生します。三人の連携プレーで見事に事件を解決するおっさんたち。でも、その結末はとても後味の悪いものになりました。有川さんは、ここで清一の語りを通して『閉じた輪の中』という問題提起をします。一般社会から閉ざされた学校という閉じられた世界。世論の声に押されて、以前よりは外に開かれてきたものの、その開かれ具合は今も揺れたままだと思います。何に公権力の介入を許し、何は教育の名の下に守らなければならないのか、『守るための閉鎖と守るための解放、世間はどちらかを決めかねてその隙間から悪意の手が子供をつまんでいく』という皮肉。『閉じた輪の中』をどうしていくか、大人が迷っている間にも悪意の手が学校現場を襲っていく現実。そして、『安全に正しく育てようとしながら何かが歪んでいく』という悪循環。さらには萎縮した学校現場を象徴するように『閉じた輪の中に更に閉じようとする輪』が生まれてきてもいる学校現場。作品全体の中でも、この箇所は、清一さんの向こうに有川さんの姿がはっきりと浮かび上がるのを感じるとても印象的な展開でした。

    ここでは学校現場のことを一例として取り上げましたが、この作品で描かれた世の中に巣食う数々の犯罪は我々の社会のそこかしこで問題になっているものばかりです。そんなリアルな社会問題を、三匹のおっさんが大活劇的に大立ち回りで一つひとつ解決していくというこの作品。エンタメ的なわかりやすい見せ方をとることで、難しい問題を一見とっつきやすくして読者のハードルを下げます。でも、その芯に描かれているのは、現代社会が抱える極めてシリアスな問題であるというこの落差に読者は驚かざるをえません。

    『イマドキのお年寄りって若いよなぁ、と思ったことがこのお話のきっかけ』という有川さん。三匹のおっさんが活躍する場がなくなることが理想社会、でもまだまだ彼らに引退の二文字が浮かぶ日は来ないでしょう。
    絶妙な構成の妙にすっかり夢中にさせられた読書、読み味スッキリのとても楽しく痛快な作品でした!

    • アールグレイさん
      さてさてさん、3匹のおっさんは本当に痛快でした。感想文を読ませて頂いたところ、
      さてさてさんはパパさんですか?(^_^)
      さてさてさん、3匹のおっさんは本当に痛快でした。感想文を読ませて頂いたところ、
      さてさてさんはパパさんですか?(^_^)
      2021/03/07
    • さてさてさん
      ゆうままさん、鋭いです。
      はい、パパさんです(笑)ただ、これはあくまで創作ですから(汗)。
      ゆうままさん、鋭いです。
      はい、パパさんです(笑)ただ、これはあくまで創作ですから(汗)。
      2021/03/07
  • 図書館で借りて、読み終わり、返却しました。読みやすく、面白かった。

  • すごくおもしろくてあっという間に読んでしまいました。家族のやりとりやツッコミがおもしろくてつい何度も吹き出してしまいましたが、泣ける場面もチラホラ。時代の流れをうまく書いているなぁと思いました。

  • 定年退職後の冴えないおっさん3人組が、街の治安を守るため結託する。

    剣道家の清田清一、工場経営者の有村則夫、柔道家で居酒屋を営む立花重雄。
    そしてこの物語の主人公的ポジションの反抗期真っ盛りの清田の孫、祐希。
    それぞれのキャラクターが立っていて、絶妙な掛け合いが面白い。

    ざっくりいうと、街にはびこる巨悪の成敗に勤しむ3人と1人が、人々の悩みを解決してくストーリー。
    現金かつあげ事件、痴漢、結婚詐欺、動物虐待、違法商法など、ニュースで取り上げられるようなちょっと重めの事件がテーマになっている。

    キャラクターの見せ方が上手で、絶妙な掛け合いが面白い。
    重めのテーマとは逆に、ポップな印象すら抱かせる場面展開は流石だ。

    ——-

    スナック感覚でサクサク読み進められるので、気軽に読みたいという方におすすめ。
    また少し青春を感じたい人にも。
    有川さんの文章は読んでいるだけで楽しくなりますね。

  • 主人公がおっさん?
    感情移入できないかもと思ってなんとなく手に取らなかった本。
    読みはじめたらかなり面白くてどんどん読みすすめることに。事件は身の回りで起こり得るようなもので3匹の解決法がすごい(特に則夫さん)
    ただのおっさんじゃない3匹。チームワーク抜群!
    祐希と早苗ちゃんのサイドストーリーも良い!!!

  • 正直私は、
    タイトルがその内容を示唆しすぎている類の本は
    あまり好まないのだが、
    まだ未読の『有川浩』さん。

    (一冊くらい読んでみようかな?)と、手にとってみた。

    そして、
    想像通りその内容は、

    正義の剣を振りかざし(木刀)
    完膚なきまでに敵を叩きのめし(柔道技で)
    悪を(感電)ノックアウトさせる、という正義のおっさん達の物語、

    ではあったのだが、
    ひとつ、予想が大きく外れていたのは、
    このおっさん達のキャラ。

    (どうせ、二次元のヒーローだし)

    と、パタンと本を閉じた後、あっという間に消えてく類の人達じゃなかった。

    (また、会いたいな~)
    まるで、正月久々に会えるのが、超楽しみな親戚のおじさん♪
    くらいにUPしてしまったこの親近感!

    これぞ、著者がもつ『仲人力』の強さ、とでも言おうか?(違うか)

    著者の他の作品も、ぜひ読んでみたい、と思った。

  • 個人的に有川浩は恋愛、青春に準ずるような作品のイメージだったので、こういった作品は意外だった。

    還暦を迎える男3人、様々なことに思い悩むが年齢を感じさせないパワフルな様子がとても面白かった。行動をしていくたびに変化していく人間模様も同様に。まず行動を起こしていくことで、良くも悪くもではあるのだろうが変化が起きていくことをポジティブに肯定されている気分になった。

    今は還暦と呼ばれる年齢の方でもパワフルに日々を生きている人が多い。病は気からなんて軽々しく言うことはできないが、精神的に鬱々とした日々を何とかしたいと思う日々の中だと肖りたいものだなと、改めて周囲の人に対しても感じる一冊だった。

  • 「則夫・エレクトリカルパレーーーーードッ!」のセリフと
    第二話ラストに描かれた
    エレクトリカルパレード発動1秒前のイラストが
    読んだが最後、頭から離れない!

    アミューズメントパークを根城に荒稼ぎするチンピラ。
    女の子を続けざまに狙う野獣のような痴漢野郎。
    主婦の純情を踏みにじる初恋詐欺師。
    飼育係が懸命に世話をするカモに血も涙もない虐待をする犯人。
    写真をネタに世間知らずの女子高生を脅迫する男。
    老人の孤独に付け入って大金を搾り取る催眠商法。

    そんな不埒な奴らを迎え撃つ、
    還暦を迎えたキヨ、シゲ、ノリ達「三匹のおっさん」の、
    イケメン戦隊も顔負けのカッコよさ!

    敬遠してた祖父のキヨの活躍に感化されて
    三匹に協力したくてたまらない風情の孫の祐希と
    一見ひ弱そうなのに、コートの中に
    名状しがたい凶悪な武器を隠し持つ、
    実は一番危険なおっさん ノリの娘である早苗との
    もどかしくも初々しい恋の経緯も見逃せません♪

    シゲは、『三匹の悪ガキ』のなれの果ての『三匹のおっさん』
    なんて言っていたけれど、とんでもない!

    『三匹の悪ガキ』は、すくすくと育ち、
    社会の荒波に揉まれ、経験値をたくさん積んで
    『三匹のおっさん』に進化したのです!!!

    • 円軌道の外さん

      最近、歳をとったなぁ〜って
      自分が一番感じるのは、
      涙もろくなったこと(笑)

      それには特に
      琴線に触れるツボがあって、
      ...

      最近、歳をとったなぁ〜って
      自分が一番感じるのは、
      涙もろくなったこと(笑)

      それには特に
      琴線に触れるツボがあって、

      歳をとった中年たち、
      または年寄り連中が
      夢に向かってる姿や、
      生き生きと青春を謳歌する姿が
      まず1つのツボ。


      あとはその逆に
      『初めてのおつかい』に代表される
      子供たちが
      健気に頑張る姿。


      この2つが特に
      今自分が
      泣いちゃうツボなんスよね〜(笑)


      そういう意味では
      この小説って
      まさに泣けとばかりに涙腺を刺激する設定みたいやし、

      爽快感味わいながらも
      最後しみじみしてる自分が
      なんか想像できるなぁ〜(笑)(^_^;)

      泣ける話じゃないのに
      一人ベンチに座って
      ウルウルしてまいそうやし(汗)


      けどけど
      コレ、文庫化されてましたよね、確か(笑)

      有川さんやし
      ハンカチやなく
      タオル持参で(笑)
      近々必ず読んでみまーす!!!

      2012/06/19
    • まろんさん
      円軌道の外さん、私も『はじめてのおつかい』では
      たぶん、10分に1度は泣いてます!
      前に見たのの再放送でも泣いてるし(笑)

      この本は、円軌...
      円軌道の外さん、私も『はじめてのおつかい』では
      たぶん、10分に1度は泣いてます!
      前に見たのの再放送でも泣いてるし(笑)

      この本は、円軌道の外さんなら
      必ずや、笑ったり泣いたり
      顔の筋肉を酷使しながら読めること請け合いです♪
      2012/06/19
    • まろんさん
      torachanさん、「ふたたび」読んでるのね?!いいないいな~!
      私、先週予約したけど、まだ27人待ち(>_<)

      おお、文庫にもイラスト...
      torachanさん、「ふたたび」読んでるのね?!いいないいな~!
      私、先週予約したけど、まだ27人待ち(>_<)

      おお、文庫にもイラスト入ってるんだ、よかったよかった!
      ノリのコートの裾からちょろっと見えてる武器の数々が、たまらなく好き♪
      2012/06/21
  • 「三匹の悪ガキ」と呼ばれていたおっさんが、還暦を迎えた今、「町内見回り自警団」をはじめる。
    剣道の達人キヨ、柔道の達人で居酒屋の元店主シゲ、
    一番小柄だが、三匹の中で一番危ないとうわさされるノリ。

    爽快ハチャメチャで読んでて楽しい!

    内容も、現代が抱える問題をかっこよく切り捨てていく!!

    ああ、読んでいて楽しいし、「三匹のおっさん」の中に入らせてもらっているような気分♪

    そして、キヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗の「恋」も可愛らしくてキュンとする。

    さすが、有川さんだ・・・と感心させられる一面も。

    • kuroayameさん
      早速いつも通っている図書館で探したいと思います♪。
      レビューを拝見させていただきながら、もう色々想像してしまって(笑)。
      いつもすてきな...
      早速いつも通っている図書館で探したいと思います♪。
      レビューを拝見させていただきながら、もう色々想像してしまって(笑)。
      いつもすてきな本をご紹介いただきありがとうございます♪。
      2012/12/19
    • しをん。さん
      ぜひ、読んでみてください♪
      面白いですよー(●^o^●)

      確かに、他の人のレビューを見ていると色々想像しちゃいますよね(゜゜)~

      ぜひ、読んでみてください♪
      面白いですよー(●^o^●)

      確かに、他の人のレビューを見ていると色々想像しちゃいますよね(゜゜)~

      2012/12/19
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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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