ゆうとりあ

  • 文藝春秋
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163280301

感想・レビュー・書評

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  • ユーモア小説

  • おっさんの夢。
    いろいろあれですけど、
    私もいつか田舎に戻りたいな〜
    東京やだな〜

  • 定年退職後、第二の人生を田舎で暮らす事になった主人公。妻と引っ越した「ゆうとりあ」では、のんびりとそば打ちや畑仕事などを楽しむが、熊やサルやイノシシなどの被害に悩まされ、田舎ならではの問題に直面していく。

    第二の人生なんて自分の中ではまだまだ先すぎて上手く思い描けないですが、こんな人生もいいものだなぁと思いつつ、どこでも暮らしていくって大変だなとも思いました。

  • 佐竹さんの奥さんはゆうとりあにすんなり馴染んで、その適応力はすばらしいと思った。

    地域の付き合いや獣害対策は都会から田舎に移住した人の苦労など、とても興味深かったけど、ラストのお遍路さん話とおやじバンドの河村さん&サキちゃんのラジオからの応援メッセージに涙とかは余分だったかなぁと個人的には思っている。せっかくならお遍路さんより蕎麦屋のオヤジになった佐竹さんの奮闘ぶり書いて欲しかったなぁ。

  • 団塊世代の克弘の田舎への移転物語だが,同年代の小生としても身近な,膝を打つような話しが続出.里山での人間と動物の関係の話が特に秀逸.楽しく1日半で読破.

  • 「ゆとりのある老後を」をキャッチフレーズにした、富山の山奥の廃村「ゆうとりあ」
    定年後、その場所を終の棲家と定めた夫婦の物語。
    待っていたのは、ひと癖もふた癖もありそうな隣人たちや
    イノシシ、サル、熊たち。
    現実はそう甘くない!(笑)

  • 定年後の生活を描いた内容で東京のサラリーマンが第二の人生に蕎麦打ちでの店を夢見て夫婦で"ゆうとぴあ"との田舎生活を営む姿が面白く考え方が参考となった。

  • 団塊の世代の男たち。
    定年後、新しい事業を立ち上げたり、オヤジバンドを組んだり、田舎暮らしをはじめたり。
    それぞれやさしい道のりではないけれど、人生ひとそれぞれ。

  • なんというか可もなく不可もなく。

    割と興味深い感じやったけど、
    物語としての面白さはそんなにかなぁ、という感じ。

    団塊の世代がどういう価値観のもとに動いているのか、
    そういうものさしが見られてそれは面白かったな。
    あぁ、確かにそういうものを当て嵌めてみると、
    わかんなかった行動の理由が見えてくる。

  • 団塊の世代、げんきになれよ!

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著者プロフィール

1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。97年「ウエンカムイの爪」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2000年に『漂泊の牙』で第19回新田次郎文学賞、04年に『邂逅の森』で第17回山本周五郎賞、第131回直木賞を受賞。宮城県気仙沼市がモデルの架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」シリーズのほか、青春小説から歴史小説まで、幅広い作品に挑戦し続けている。近著に『我は景祐』『無刑人 芦東山』、エッセイ集『いつもの明日』などがある。

「2022年 『孤立宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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