ブロードアレイ・ミュージアム

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163280400

感想・レビュー・書評

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  • ブロードウェイの路地裏に佇むブロードアレイミュージアム。
    そこに集うのは美術品も人も皆曰く付きの一等品。
    不思議な能力を持つ少女と
    彼女のため起こりうる事件を阻むべく奔走する愛すべき仲間たち。

    一人一人魅力的だし
    痛快爽快で読んでいて楽しかった。
    最後にもうひと盛り上がりあれば言うことなし。

    【図書館・初読・10/25読了】

  • 1920年代ニューヨーク・ブロードウェイ
    「ブロードアレイ・ミュージアム」に配属になった新人キュレーターのエディはそこえ不思議な少女フェイと出会う。
    フェイが触った品物からもたらされる事件を巡る物語

    時代背景、歴史上の人物がわからなくても入り込めて、爽快に読めるのはさすが小路作品てかんじ。
    浅田次郎の「天切り松闇語り」を思い起こさせるような登場人物の颯爽としたかっこよさ!

  • 娯楽小説として一級品だと思います。
    キャラクターは魅力的、描写も書きすぎず、不足せず、ちょうど想像力をかきたてられるぐらいの量。
    <さえずり屋>グッディとか、<セイント>モースとかのあだ名が古き良き時代のジャズメンたちのようでかっこいい。
    さらっと読めて、エログロがなく、あんまり人が死なない、昨今珍しい大衆小説なんじゃないでしょうか。

  • ☆☆☆☆4つ

    うーむ、久しぶりに何にも書くことが思い浮かばない読後であった。
    仕方がない、質問攻めにしとこうw(あ、ネタバレがあるかも。ま、いっか、づいぶん前の本だしw)
    「ブロードアレイ」ってなんだろう。
    しょうじくんはアメリカに住んだことがあるのだろうか。
    しょうじくんは北海道出身みたいだけど松山千春と顔見知りなのだろうか。
    飛行艇はどうして6機も必要だったのだろう。
    すまぬ。

  • 唯一の堅気者、新人キュレーター・エディ、魅力的な赤毛の美女“ダンシング”メイベル、100キロの巨漢“ベビーベッド”ブッチ、ベビーフェイスの伊達男“キッド”バーンスタイン、滅多にしゃべらない寡黙な“セイント”モース、そして、物に触れるだけで未来の悲劇を読み取ってしまう不思議な少女フェイ。悲劇を阻止すべく、BAMの面々は事件解決に乗り出す。

  • いや~。やはりこの方の著書は読み終わるとどこかほんわかあったかい気持ちになります。
    一人の少女とその周りの大人たちと神秘な秘宝・・・・
    って気になりますよね~。最初はなんだろう?って思ってましたが、読み終わると素敵な気分になれました。

  • 出だしは入り込めなくて、中々進まなかったけど、昔話からどんどん物語りの世界に引きこまれた!
    もうひと盛りあがりがあればよかったなぁ。と思うけど心あたたまる素敵なストーリーです。

  • 小路さんにしては軽い、イエ、軽快に読めました。

  • 一人の少女の周りには癖のある大人たちが…。
    大切に守られている少女の正体は…。
    なんとなく途中で話は見えてきましたが、面白くないと言えば嘘になります

  • カタカナ名前の登場人物の物語はなんとなく久しぶりだったので楽しく読みました。・・・以上。

著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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