- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163280608
感想・レビュー・書評
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映画借りて観るかな
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浅野忠信さんと香川照之さんが主演で、木村大作さん監督で映画化された作品のノベライズだよ。
ただ、映画とは違って新田さんの原作に忠実になっていました。
部下さんが独身設定だとかね。
巻頭に劔岳周辺の地図が載っていたのが良かったです。
映画だと地理的な関係性が正直言ってよくわからなかったからね。
だけど、実際に立山連峰どころか山をあまり知らない人だと、文字だけではイメージしにくい部分があると思う。
映画とセットで読むのが、やっぱり良いのではないか…と思いました。
日本地図の空白を埋めるためという多くの人に役立つ作業とは言え、今まで誰も登頂したことがない(とされていた)劔岳の山頂に三角点を設置するだなんて、大変なお仕事があるんだなぁ~。
世の中には気づかないうちに誰かのお世話になっていることがあるのだなって思いました。
らじも人の役に立つお仕事に就きたいなぁ…。 -
10年ぐらい前に新田次郎の原作を読んでいたのですが新版は大分読みやすかったです。山岳小説としてはもっとディープだと個人的には嬉しかったです。でも山岳小説の面白さは十分に楽しめました。
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未踏の霊峰「剱岳」に三角点を設置する測量官と、設置を助ける長次郎、鶴次郎、金作らの物語。
山岳会よりも早く登頂を。。。との切迫した状況の中、黙々と本来の三角点の設置を進めていく。
紆余曲折の登山ルートの試みの末、ようやく「剱岳」への登頂を成功した時に発見されたこと。
ライバルだった山岳会。実はもっと純粋な気持ちを持った人々だったのでは?との気持ち。
読後の後味の良さが続いてます。 -
新田次郎の原作を再小説化した本。
原作よりもかなり取っ付きやすそうだったので読んでみたのですがかなりあっさりとした感じで読みやすかったけれど山岳小説としては重厚さが物足りなく感じてしまいました。
信仰が現代よりも生活に根差していた頃に仕事とは言え禁足地である剣岳に登るための地元への根回し等々の大変さ、測量に必要な機具を持っての険しい登山は文章で読む以上に過酷だったのだろうな、と思います。
自分が現在普通に使っている地図も先人の方々の苦労の上に出来あがっているのでしょうね。 -
予想に反し、エラくあっさりと読み終わってしまった。またエラく読みやすかったな・・・と。他の方のレビューを読むと原作が有るのねと。内容の割に骨太さが感じられなかったが、先人達の剣岳登頂に対する思いと苦労が垣間見れたかな。ただ全般的に危機感を感じられなかったのは痛いかなぁ。
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2012.9.22読了。原作は難しそう。柴崎かっこよすぎる。昔の装備で登ったとおもうと、すごいことだな。
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次は原作も読むべきか?
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