少年少女飛行倶楽部

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 885
感想 : 208
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163281605

感想・レビュー・書評

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  • SFの棚にあったので手に取ったが、SFではなかった!でもSすこしFふしぎな気持ちになれたから、やっぱりSFかな?
    いいなぁ、いいなぁ!空も飛べるはず!

  • さわやか を 小説にすると
    こんなふうになるのでしょう

    話の中にするりと入り込んで
    自分の事として楽しんでしまった
    そんな人と読後感を話したいもの

    嫌なこと
    苦しいこと
    そりゃあ いろいろ
    あるだろうけれど
    こんな風な
    若さの「有り様」も
    あるかもしれないよ

    ちょっと
    心が 疲れている人
    ちょっと
    人間不信になりかけている人

    お薦めしたい一冊です

     

  •  明るくサラリとして読みやすいながら、所々ハッとさせられることが書いてありその辺り上手いなぁと感心。
     キャラクターの欠点や嫌な所も、読み進むうちに別な見方がでてきたりしてみんな魅力的。特に主人公くーちゃんの無自覚な感じがいい、あの周りにちゃかされて段々意識しちゃうところなんてあるあるって感じだし、ラストのカミサマのセリフはニヤニヤ物でした。
     荒唐無稽な「空を飛ぶ」という目標に一歩一歩頑張る飛行クラブの面々が眩しく、こういう仲間っていいよねぇ。

  • 表紙の明るさに、ワクワク。
    目次をみただけで、心がぱっと明るくなる感じ。

    無茶苦茶な感じもするけれど、
    「中学生だもんねぇ、これぐらいするよね。」って納得できてしまう。
    表紙から受けた第一印象そのままに、
    スコーン!と晴れ渡った青空のように、さわやかで明るいお話。

    あぁ、楽しかった!

  • 少年少女飛行倶楽部
    著作者:加納朋子
    人間不信になりかけている人にお薦めしたい一冊です。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • アンソロジー「隠す」の前日譚で、こっちが本編だよ~と紹介されていたので読んだ、中学生の純情青春小説。
    何だかんだで面倒見がよく、振り回される海月の語りが軽妙で隣で「聞いて下さいよー」と言われてるようにすっごい読みやすい。
    お金もノウハウもない彼らが「空を飛びたい」となるとどうなるのか、ラッキーではあるものの無茶ぶりなく語られる。カミサマ他部員のキャラも、確かに変わってるけど「あーこんな子いたっけなー」というエッセンスがあり。自分では二度と戻りたくないけど、この年頃ってまだまだ幼くて可愛いなーと思った。

    あと思わぬところで、海月ママが愛嬌あるというか楽天的でいいなーと。こういうお母さんだと人生楽しそうというかない物ねだりで羨ましい本当。

  • 2015年5月13日読了。
    かなり良い青春エンタメ。ラストにうっかりときめいて「ずるくないか、くそう!」と叫んだ。

  • 変わった部長とかいろんな個性、いろんな性格の人が出てきて、すごく面白かった♪( ´θ`)ノ

  •  超個性派集団による物語。
     主人公を除き、どこかがおかしい人物しかいない。漫画でも、小説でも見受けられないキャラクターゆえに、そこに面白さを覚え、読み進められる。逆に、もしこの物語の登場人物に面白さを覚えなければ、おそらく本作は実につまらないものとなってしまうことも確かである。
     それほどまでに、私はこの作者が産み出したキャラクターに爆笑させられたのである。少し気がかりなところがあるとすれば、本作に出てくる登場人物は、ひょっとすると作者の知り合い、友人なのだろうか、ということだ。

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著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加納朋子の作品

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