廃墟に乞う

著者 :
  • 文藝春秋
3.21
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本棚登録 : 926
レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163283302

作品紹介・あらすじ

13年前に札幌で起きた娼婦殺害事件と、同じ手口で風俗嬢が殺された。心の痛手を癒すため休職中の仙道は、犯人の故郷である北海道の旧炭鉱町へ向かう。犯人と捜査員、二人の傷ついた心が響きあう、そのとき…。感激、感動の連作小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 北海道が舞台の警察モノ

  • 1/434

  • 休職中の刑事が主人公の短篇集。
    この著書らしい、洞察力ある中年刑事が事件を解決していく内容。短篇なので各事件の細かい背景は多く語られないが、色々な人々の欲が絡まる中、事件自体が毎回きちんと解決、犯人逮捕に繋がるところに、安心感を感じる。
    その中で、休職に至った事情が明かされて、という二重構造になっており、最終話で主人公に親しみを持つ頃に、彼も復職できるようになる、というよくできた構成。

  • 再読です。ある事件がきっかけで現在休職中の捜査員。なのに正式ではない捜査依頼が次々にやってきてこれじゃ休職もなにも・・・そうですよね。捜査員とはいえ人は人。やっぱりトラウマはあるだろうし、その期間で適度にリハビリをこなしながら無事現場復帰までこぎつけられホッとしました。現場の捜査官を刺激することなく、事件の方向性を示唆していくあたりはうまいなあと納得!

  • 北海道警シリーズ
    休職中の刑事が活躍
    連作短編集
    人の心の闇が垣間見れて、重たい気分になります

  • ☆4

  • 休職中の北海道警刑事、仙道警部補が独自の視点で様々な事件を解決に導く短編シリーズ。北海道のことは良く知らないのだが、前に読んだ暴雪圏と同じように北海道の情景が眼に浮かぶような作品。各話の少し物悲しいラストが哀愁を誘う。
    追伸:直木賞なら「警官の血」にあげるべきだったのでは・・・全てにおいてこの小説よりは上だと思います。

  • 直木賞だったので読んだけど、最後はあっさり目で拍子抜けしてしまった。
    期待せずに読めば面白い本だったんだけどなぁ!

  • ううむ。これがあの有名な佐々木譲氏の直木賞受賞作なのかい。
    主人公が物語を展開させるのではなくて、まわりの環境が勝手に展開していく感。それを違和感なく受け容れるこの受動性。一体どうした刑事、と声をかけたくなってしまう。PTSDで休職中との設定だから、この”どうした”感も計算づくなのだろうか。
    エキサイティングな読後感を想像していたから予想外ではあったけれど、すごく読みやすかった。
    佐々木氏の長編を読んでみたくなった。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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