三国志 (第八巻)

  • 文藝春秋 (2009年9月16日発売)
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163284606

感想・レビュー・書評

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  • 劉備が亡くなり、諸葛亮が南征へ。いわゆる日本でポピュラーな三国志の評価と違う世界観ですね。何が正しい、ではなくて、これはこれで物語としていいのではないか、と普段は蜀贔屓の日本人として思います。

  • 蔣済。諸葛亮に匹敵するかそれ以上の才能じゃないかな。魏の人材は豊富。

  • 魏王・曹操死す。
    関羽は孫権の兵に討たれて斃れ、復讎を誓う劉備は荊州へ出兵するが張飛を喪い、そして自らも呉との戦いの最中病に倒れる。
    <amazon商品詳細より>

    曹操が亡くなり曹丕は献帝の禅譲を受けて帝位につく。
    関羽は対呉戦で亡くなり、張飛は不慮の死を遂げ、
    劉備も病で亡くなり、諸葛亮が蜀の全権を担う形になる。
    これからが本当の三国時代でもある。

    亡くなってから、その人がどれだけ偉大だったかが分かる。
    曹操がこの時代の覇王であったことは間違いない。

  • 劉備も亡くなる。

  • 登場人物が多すぎ

  • 曹操、劉備亡き後の三国時代
    付録の公孫度が秀逸
    四国時代は、示唆に富む

  • 曹操の3人の子息:丕・彰・植の存在が大きくなり、時代が次へ移りつつある。そして関羽は劉備との距離が広がり、荊州は独立国家の様相。この関羽の昏い翳、尊大な人格は正史の記述なのか、著者の想像なのか?では何故という関心がある。むしろ張飛の方が単純で爽やかな人柄になっている。曹操、劉備が死に、孫権と年齢が近い曹丕が次世代のライバルに。この本では蜀の諸葛孔明の影はここへ至っても相変わらず薄いのが寂しい以上に不思議さえ感じる。

  • 関羽の死、張飛の横死、そして、劉備が夷陵の戦いで大敗し白帝城で亡くなる。蜀の命運が諸葛亮にかかってくるというところ。
    何故か南蛮征服はあっというまに終わってしまった。そこがちょっと残念です。

  • 関羽、張飛、曹操という英雄の死により、華やかさが欠けゆく本巻。それでも歴史の隅に眠る英才が描かれ、決して読む側を飽きさせない作品。

  • 漢王朝はこの巻をもって滅びたと言っていいのでしょうか。
    献帝が山陽侯に任じられました。
    関羽、張飛、曹操、劉備、呂蒙などが他界し、時代は次世代へと受け継がれます。曹操の跡を継いで曹丕が魏王になりました。端々で「力量は父(曹操)に及ばない」と書かれていて、ちょっぴり気の毒です。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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