悪霊の島 下

  • 文藝春秋 (2009年9月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784163285108

みんなの感想まとめ

物語は、エドガーの個展を通じて新たな人生の幕開けと家族との和解を描きつつ、暗い運命が迫り来る緊張感を持っています。エドガーと彼の愛する者たちにとって、個展は最後の平穏な夜となり、死と破滅、そして邪悪な...

感想・レビュー・書評

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  • エドガーの絵は美術シーンに衝撃をもたらし、個展を開くことが決定した。それはエドガーの新たな人生の幕開けであり、崩壊していた家族との和解の場であり、最高の栄誉の瞬間であり―彼と彼の愛する者たちにとって最後の平穏な夜となった。ついに物語は臨界に達する。そっと時を待っていた死と破滅と邪悪が猛威をふるう。溺れ死んだ双子。黒い闇に沈む船。人形。赤いバスケット。そして邪悪なる“パーシー”。愛する者に迫る死を防がねばならない。邪悪なるものを斃さねばならない

  • フロリダ州の島デュマ・キーに移り住んだエドガーは憑かれたように絵を描き始める。
    そして島での唯一の隣人であり大家である老女エリザベス、そしてその世話をしている元弁護士のワイアマンと知り合う。
    うわぁうわぁ下巻は一気読み。
    上下巻あわせて900ページ以上ある分厚い本だったけどね。
    キングお得意の様々な伏線が一気に繋がってくる下巻は特に途中で止められない。
    やっぱりキングは最高やね。

    詳しい感想はこちらで↓
    https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12910665377.html

  • 後半いよいよパーシーと対決するあたりからは一気読み!
    パーシーがなにで、何が目的なのかはよく分からなかったけれども引き込まれた。

  • 全体的に清々しい作品だった。こういうキング作品もけっこう好き。

  • これもキング

  • 最初に上巻を読んで6年ぶりに読み直し下巻も読みました。

    冗長に思えた上巻から一転して悪いことが起きていく、壊れていく感が加速する下巻。
    水が流れていくのを止められないような絶望感。
    神の手 を感じる部分はあれど一枚の絵画のような印象を受けました。

  • ボロボロに傷つき、どん底まで堕ち、それでもなお堕ち続ける孤独な魂。喪失と再生、友情と愛の物語。それでも人生は続く。

  • キングの小説で、最終的に勝つのは愛。
    今回の愛はもしかするとメルダの愛がいちばん大きく強いのかもしれない。

    上巻は本題に入るまで読み進めるのに時間がかかったが、下巻は一気に読んでしまった。

  • 上巻に比べるとスピードはある。
    描写しているものの途中で文字数の多さが気になることもなかった。
    けれど、結末については少しフツーで、
    キング独特の一番最後にそれまでの冷酷な結末に
    優しさが添えられるようなこともなく…
    ホラー一般で考えるなら、たぶん充分に完結された作品だと
    思えますが、キング作品であるだけに物足りなさが残りました。

  • 後半のジェットコースターのような展開、ミステリーホラーSFゴシックの融合。怖さがすご過ぎて笑っちゃうほど・・・
    絵画的要素たっぷりで、実際に目にしたい欲望が。
    真似して描くと今度はこちらにあのすさまじき悪霊たちが?
    いえいえ、絵が描けないので、ホッとしてますが。
    表紙の絵を2冊並べて眺めてみて「はぁ~」と深いため息。

  • かなり細切れに読んでしまったせいかスピード感が失われてしまったような感じ。悪霊もあれでいいんでしたっけ?って感じです。でも芸術家の執り付かれたような心境が前面に出ていてさすがキング。少し前に読んだ最新作の方が面白かったから、キングが復活してきているってことでしょうか。

  • 潮風の混じったねっとりとした匂いが漂ってくる作品。私は春に読みましたが、熱帯夜に読むと怖さが増すかもしれません。汗をかきながら、夜風を浴びながら読んでみてはいかがでしょうか。

  • 相変わらずのスティーブン・キング。で面白かったけど、本気で一人称なので淡々としてた、事件の四年後に書いてる設定だったし。
    日没直後の双子とアイワマンたちの死闘やイルサとアリスの場面がそれぞれ描かれてたらもっと面白くて怖かったのにと思うのは贅沢?・・・もう本人そういうの書き飽きたかな~。

  • 断捨離本…かなあ。

  • (ほぼ)一気読み!

    いやぁ、やっぱりあのまま平穏に終わるわけは無いんですよね。キングだしね。
    非常にキングらしいお話だったと思います。

    やっぱり閉所にもぐりこんだり廃墟にもぐりこんだり、誰かと対決したりしてました(笑)
    なんていうか、読み進めていくとRPGのように
    「うぉ、これが中ボスか!?」
    「いざラスボス戦にむけてダンジョンへもぐるぜ!」
    みたいなのがうすうす感じられる。
    展開がある程度パターン化していても、それでもぐいぐい読んじゃうキングってすごい。

    でもラスボスはもうちょっと手ごわいのかと正直思った。
    何年後かに、地震とか地殻の変動とかがあって、復活したりしないのかしらん?(笑)

  • 6月24日読了。事故で片腕を失った男の苦悩と再生を描き、どちらかというと希望に満ちた上巻から一気に暗転。あまりにギアが切り替わり過ぎてポカーンとなるくらい。ただ、上巻でのエドガーの障害、絵を描くプロセスなどの丁寧な描写からすると、『悪霊』に影響される人々の狂気、追い詰められる恐怖、また悪霊の本拠地へ乗り込む恐怖と高揚感の一体となった盛り上がり、などにはやや物足りなさを覚える・・・。『悪霊』の正体については、そこはかとなくクトゥルフの神々との関連がほのめかされるが、キングの書く「悪」はどうも人間的な悪意を持っていて、「人智を超えた」という感じではないなー。作家の個性だと思うが。

  • いつもながら、キングは序盤が長い。上巻はあまり緊張感がなく、盛り上がりがなく、ホラー的な雰囲気もさほどなく。面白くないわけではないけど、なかなか読み進めません。
    ところが。下巻に入ると一気。急速に盛り上がるホラー的要素。恐怖と惨劇のオンパレード。さすが。そしてもちろんこの盛り上がりのためには、上巻の静かな物語が必要だったわけです。ラストに残るしんみり感も印象的でした。
    この作品は、芸術の物語。作中に登場する数々の絵画にイメージが膨らみます。美しくて恐ろしい絵の数々、見てみたいなあ。

  • 上巻とはうってかわって、早く、そして濃い展開。後段での貼りまくった伏線の回収や、最後の最後での砂浜での出来事などは、とてもよい感じ。締めくくりも、陳腐でなくよかった。ただし、上下巻あわせてこのページ数は、良いのか悪いのか。手にとる人を相当選ぶよ。

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