ぬるい男と浮いてる女

著者 :
  • 文藝春秋
2.91
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本棚登録 : 187
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163286501

作品紹介・あらすじ

草食系男子、"アラ還"おひとりさま、不思議ちゃん女子…こういうヘンな人たち、いますよね。見てるだけなら面白い、でも近くにいるとちょっと困る。

感想・レビュー・書評

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  • どうしようもないな…と思っててもなんだかんだ立って生きてる人が多くて好きでした。面白かったです。
    「浮いてる女」よかった。孤独も引き受ける強さ。やっぱり居場所がいくつかあって、ひとつだけに固執しないでいるというのは大事かも。
    「滅亡に向かって」の佐代子の悲哀も好き。
    皆さん、可笑しみもあり哀しさもあり…で、シビアなお話でしたが気分が落ち込み過ぎず読めたのも良かったです。

  • 私が好きだった平安寿子さんはどこへ行ってしまったのだろう。6つの短編が入っているけれど、そのうちの書き下ろしの「浮いてる女」と「長い目で見て」はドライに淡々と意地悪な人を書いている。読んでいるとざらっとした気持ちになり辛いものがある。読み終えたけれど、読むほどのことはなかったと思った。平安寿子さんあんなに痛快な作品で楽しませてくれたのにどうして?これって読んでる私に問題があるのだろうか?

  • 男と女、色々あるね。
    ダラダラと取り留めのない話を聞かされているよう。

  • 夫や甥の学習しない開業を見守る妻、方々の葬儀に参加しては泣く女性、草食男子の周囲との落差、バレエ教室やオペラ座で非日常を楽しむ中年女性、馬鹿にされるぬるい青年、電化製品を狂わす体質の女性の六編。自分の特性や人生を受け入れた等身大の人たちが緩やかで穏やかで心地好い。何とかなると励まされるようだった。

  • この手の話は読み時があるような。今回は選択間違えた!

  • あまり印象に残らない話

  • 一風変わった男の人や女の人の恋愛もの短編集。

    ちょっと時間が空いたときにはいいかも。

  • 本の出来、今後の記憶に残るイメージを考えれば
    完全に星3つです。

    ただ個人的に好きなので星4つにしました。

    タイトル惚れして借りたのですが
    ここに出てくる人たちへの
    全く起こらない共感が素晴らしいです。

    共感が起こらない、だけど
    2時間程度で読める中に
    少し非現実的な人々が出てきます。
    その滑稽さが笑えます。

    それこそ
    ぬるい男と
    浮いてる女です。

    きっと
    苦手な人もいる作品ですね。

    個人的にはえれくとり子が一番気に入りました。

  • 据え膳食わぬ草食男子、生涯独身なのにバレエ教室では深窓の大奥様を演じる女、
    葬式に行くことでしか生きている実感を得られない女など、
    今風の、ちょっとした変人さん達にスポットを当てた短編集。

    彼らは自分の価値観で生き、周りに迷惑は掛けていないのに、
    周囲はほっといてくれず、イジラレてしまう。
    普通の顔の仮面の下から、ちらりと毒を覗かせる、
    周囲の人たちの描き方が巧い。
    初読みの作家さんだったが、読みやすくて面白かった。

  • ちょっと私には理解できない女性や若者が主人公の短編集。
    理解できません、ほとんど。

    作者は同郷の先輩なんだ・・・
    女学院か、全然知らなかった

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