- 本 ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163287607
感想・レビュー・書評
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以前、「朝の子供の玩具箱」を図書館で見つけたとき、ちょうど隣に並んでいて、まずは「朝の・・・」を読んでからにしようと楽しみにとっていた本でした。
私には子供の玩具箱のほうが向いていたと思います(内容的にタイトル通り子供が読んでも楽しめる作品でしたので)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これもまた、短編集と思いきや、最初と最後の話が繋がってました。
父と娘。
そういう意味では、印象に残る話でした。
内3作ホラーっぽかったです。
時代物だった、というのもありますけど。
しかしお坊さんのはじんわり、でした。
囚われてるのか? と聞きたいような…。
どさくさにまぎれて省略されてませんか? と聞きたいのは
作文で始まる話。
苦痛も苦悩も後悔も、一緒になって慰めたい気持ちにさせてくれました。
が、最後。
それちゃんと後できちんと申し込みますよね? と
瞬間冷静になってしまった現実がw -
朝のこどもの玩具箱よりも、こちらのほうが好みだった。
どの話も「死」をもとになっている話であった。 -
装幀/石川絢士(the GARDEN)
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赤の~より、大人っぽい?気のせいでしょうか。
抜けない刺のような、ひっかかった小骨のような。 -
死期を前に忘れえぬ女性の面影を追って妻娘と旅に出る男。恋女房に去られ落ち込む職人を案じる若旦那の胸の内。少年時代の悔恨と、満開の桜の思い出が甦る亡き友の作文。父を看取る日を前に、夫との関係に揺れる娘に訪れた奇跡。切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描き出す著者の才がしっとり冴えわたる六篇があふれだす小説の玩具箱。
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①/①
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6編。以下自分の記憶誘発用メモ
仕舞い夏の海→不思議な恋の思い出を持つ男、妻、その娘
うちの猫は鼠を捕りません→不思議な地下のBar(ホラー
夢女房→履物問屋の若旦那と 妻の失踪に打ちひしがれる職人 妻は実は失踪ではなく、、
お花見しましょ→廃校寸前の田舎の小学校の思い出 亡くなった友人の作文と。。
蛍女→悪行の限りを尽くした僧が山奥で遭難しかけて、助けを求めてたどりついた山奥のあばら家と老婆。。
もう一度さようなら→1篇目とリンク。娘視点
うーん。やはりごちゃまぜ感。ココロ冷え冷えとなるよね。救いのない物語ばかりで。最後はちょっと、盛り返しはするんだけど、どうせこの二人もうまくいかないんだろうという読後感。
なんかこう、1本道を外れて歩く不安感を醸し出せるひとだよね。苦手かなあ、苦手かも私。
村のオババがランダムに語りはじめそうな、いやあるいは、テレビの怖い話特番とかで1話ずつでやってそうなお話集、というかんじでした。
著者プロフィール
あさのあつこの作品





