花世の立春 新・御宿かわせみ

  • 文藝春秋 (2010年1月12日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163288000

感想・レビュー・書評

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  • かわせみシリーズの頃から、"花世"が苦手…好きになれず…
    そして、新かわせみシリーズでは、ますますその傾向が^^;
    "るい"とその親しい人以外の女性って、あまりよく書かれてないような気がするのは気のせい?

  • 文庫本がなかったので単行本を借りました。単行本には挿絵が入っています。

  • 「御宿かわせみ」は新シリーズになって、2、3冊読んだ。読んでいて、登場人物も殆どが馴染みの人々で、これはこれで面白いのだが、昔の「御宿かわせみ」ファンとしては、どうも物足りない。

    やはり、それは東吾がいないせい、そして、なんといっても、畝源三郎がなくなってしまったせいなのだろう。

    さらに、江戸の捕物帳が大好物のワタシにとって、時代の違いにも違和感を覚える。

    ま、こんなことを言っても、「昔はよかった」、「あの頃は…」とグジグジという、老人の繰り言としか思われないのだろうが…。

  • 10月8日~11日

    花嫁修業には目もくれなかった花世が源太郎と祝言をあげることに。源太郎も法律を学ぶ身で十分な収入がなく、不安を抱えていた―。表題作など全六篇。若い二人の門出を描く「明治のかわせみ」第三弾。

  • 再読。どうやら、続きが出ているらしい。それより、御宿かわせみの最後が、よく分かっていないのだけど。読み直す必要があるみたい。

  • ずっとこのシリーズを読み続けています。読み始めるとあっという間にその世界に引きずり込まれる。次作はもう出ないのかな?東吾さんはもう帰ってこないのかな?どうなるんだろう?

  • 新・御宿かわせみシリーズ。第3巻。
    明石橋の殺人・俥宿の女房・花世の立春・糸屋の女たち・横浜不二山商会・抱卵の子。
    ラストの花世と源太郎の会話がなんとも微笑ましい「俥宿の女房」、花世と源太郎が結婚する「花世の立春」、推理編とも言える「横浜不二山商会」「抱卵の子」など。
    竹を割ったようだった花世がいじらしくも女らしいのがぐっと好印象の本作。源太郎もそんな花世に遅れまいと男気を上げるのが読者をくすぐる。

  • 読んでいる途中だけれど。
    どうしたことか、全くおもしろくない・・・・。

  • L 新御宿かわせみ3

    最後の大川を見つめるるいの想いが泣けるなぁ。
    東吾を影が薄くなってるよーな。

    花世の立春
    嬉しそうに長助と盃をかわしている宗太郎の声が、どこか神林東吾に似ているとるいは感じていた。

    宗太郎はさりげなく、新しい徳利を長火鉢の銅壺に入れているるいを眺めた。源太郎と花世が夫婦になった今宵、この人の胸の中にある想いを共有出来るのは自分だけだという気持で、宗太郎はゆっくり盃を干した。

  • 御宿かわせみシリーズ、今出ているものは読了。

    意外だったけれど、東吾やるい、源三郎が活躍していた元のシリーズに負けずおとらず、麻太郎や千春、源太郎や花世が活躍する新シリーズも面白かったです。
    御一新後の江戸の様子や、登場人物の世代交代で若々しさ・初々しさも伴って、興味深く読みました。
    花世の逆プロポーズは、「らしい」ですよね。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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