亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

  • 文藝春秋 (2010年3月29日発売)
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感想 : 45
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163290706

感想・レビュー・書評

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  • 前作「亜玖夢博士の経済入門」に続く本。前作では経済についてダークユーモアあふれるストーリーで飽きさせない展開だったが、今作ではストーリー重視な内容だった。
    前作から続く登場人物たちのその後が事件とともに進む展開。個人的にはサイエンスについて前作のようにもっと内容を割いてほしかった。

  • 亜玖夢博士シリーズの第二弾。今回のテーマは心理学。
    章ごとに、認知心理学、進化心理学、超心理学、洗脳、人工生命となり、章を追うごとに、さながらSFチックな荒唐無稽な話も存分に楽しめる。さながら、ルパン三世のマモーでも出てきそうな展開だ。読み終えて、巻末の参考文献の多さにやはり橘氏は調べる人=ノンフィクションの人なのだ、と再認識するのだった。

  • 確かな知識に裏打ちされたハチャメチャな悪ふざけ。ところどころで知識欲を満足させるような「なるほど!」と思うところもあるけれど、ほとんどの部分が悪ふざけにあたり、印象としてはとても読み口の軽い本。でもそれは悪いことじゃない。ちょっとした表現にもユーモアが溢れ、とっても楽しく読むことができた。
    惜しむらくは、最後の展開があまりにも非現実的になりすぎてついていけなくなったことかな。

  • 前作の経済学入門を読んでからこちらを読むと展開が分かりやすい。人類滅亡とか、悪夢真理教とか陰謀論が好きな人にとっても、話が飛躍し過ぎて引いてしまうところが有るかも知れない。一人一人の個性的な所は良く描かれているが、会話の発言者が分かりづらい所が気になったかな。

  • シリーズのファン向けなSF。経済編と違って寓話的に学べた感じはなし。

  • ビジネス
    経済

  • 書かれていることが既に歴史になってしまっているのは、テーマがテーマだけに仕方ないか。全体的にまとまりがなくて、まあ雑然と混沌とした雰囲気を狙ったのかもしれませんが、失敗したような印象です。

  • 結局あいつらは何者なんだよ!?
    相変わらずこの世界においてケンタはあまりにもいい子すぎて、もはや天使かと思いました。

  • 経済学入門の続編であり、登場人物も同じであるが内容はガラリと違います。
    超SF世界の話です。
    これだけの話を構築できる橘さんの能力はすごいですね。あらためて感心しました。

  • 気が散った状態で本を読んでも、内容が全然頭に入ってこないから楽しめない ということが、よ〜くわかりました。

    脳科学?SF? 会話のやりとりは面白かったんだけど、途中でついていけなかったんです。ちゃんと理解できればもっと楽しめた話だったんだろうなぁ・・・と思うと、ちょっと残念です。←今の私では楽しめなかったです。

    この本を借りた時点では、脳科学にも興味あるあるモードだったのですが、ここ数日、他のことに気持ちが向いてる状態だったから。

    でも嫌いじゃないジャンルなので、機会を見て、またチャレンジしたいと思っています。

    レビューを見ると、前作「亜玖夢博士の経済入門」も面白そうなので今度借りようと思っているんですが、キッチリ楽しみたいので、もう少し気持ちが落ち着くまで「お預け」にします。

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著者プロフィール

橘 玲(たちばな・あきら):作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』(幻冬舎)が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮社新書)で2017新書大賞受賞。著書に『「読まなくてもいい本」の読書案内』(ちくま文庫)、『テクノ・リバタリアン--世界を変える唯一の思想』(文春新書)、『スピリチャルズ 「わたし」の謎』(幻冬舎文庫)、『DD(どっちもどっち)論――「解決できない問題」には理由がある』(集英社)等多数。

「2024年 『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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