- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163290706
感想・レビュー・書評
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前作「亜玖夢博士の経済入門」に続く本。前作では経済についてダークユーモアあふれるストーリーで飽きさせない展開だったが、今作ではストーリー重視な内容だった。
前作から続く登場人物たちのその後が事件とともに進む展開。個人的にはサイエンスについて前作のようにもっと内容を割いてほしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
亜玖夢博士シリーズの第二弾。今回のテーマは心理学。
章ごとに、認知心理学、進化心理学、超心理学、洗脳、人工生命となり、章を追うごとに、さながらSFチックな荒唐無稽な話も存分に楽しめる。さながら、ルパン三世のマモーでも出てきそうな展開だ。読み終えて、巻末の参考文献の多さにやはり橘氏は調べる人=ノンフィクションの人なのだ、と再認識するのだった。 -
確かな知識に裏打ちされたハチャメチャな悪ふざけ。ところどころで知識欲を満足させるような「なるほど!」と思うところもあるけれど、ほとんどの部分が悪ふざけにあたり、印象としてはとても読み口の軽い本。でもそれは悪いことじゃない。ちょっとした表現にもユーモアが溢れ、とっても楽しく読むことができた。
惜しむらくは、最後の展開があまりにも非現実的になりすぎてついていけなくなったことかな。 -
前作の経済学入門を読んでからこちらを読むと展開が分かりやすい。人類滅亡とか、悪夢真理教とか陰謀論が好きな人にとっても、話が飛躍し過ぎて引いてしまうところが有るかも知れない。一人一人の個性的な所は良く描かれているが、会話の発言者が分かりづらい所が気になったかな。
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シリーズのファン向けなSF。経済編と違って寓話的に学べた感じはなし。
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ビジネス
経済 -
書かれていることが既に歴史になってしまっているのは、テーマがテーマだけに仕方ないか。全体的にまとまりがなくて、まあ雑然と混沌とした雰囲気を狙ったのかもしれませんが、失敗したような印象です。
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結局あいつらは何者なんだよ!?
相変わらずこの世界においてケンタはあまりにもいい子すぎて、もはや天使かと思いました。 -
経済学入門の続編であり、登場人物も同じであるが内容はガラリと違います。
超SF世界の話です。
これだけの話を構築できる橘さんの能力はすごいですね。あらためて感心しました。
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