シティ・マラソンズ

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163291109

感想・レビュー・書評

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  • 急いだ時以外には授業の一環としてしかなかったから、走りたい、という欲求があるなんて考えなかった。走りたいという欲求があるかもしれない。そういや私のなかにも。それは自由な発見でした。

  • しをんさんがかいてたから。
    わたしがダメな理由がわかった。

  • 短編3作からなる1冊。作家が違うので、違った作風が楽しめる。
    話の内容はそれぞれだけれども、共通して言えることは、
    それぞれの主人公が様々な事情を抱え、自分と向き合い葛藤しながらマラソンに臨むということ。
    サラっと読めて面白い。
    自分では到底成し遂げられないので、本作を読んで気分だけはランナーに。

  • 短編で読みやすい。
    爽快感とほわりと暖かい。

  • アスリートとして挫折したひとがもう一度、走り始める3つのストーリーがそれぞれに競い合う以上の何かに触れている。『勝つことだけが全てではない』といった言葉では3つのストーリーの主人公たちは納得しないだろう。新たに走り始めた主人公の目に映る風景は、自分をギリギリまで追い込んできた過去から解放されて、清々しく感じた。

  • 一冊で3人の作者の短編を読めてしまうというお得な本でした。3編に共通するテーマはマラソンです。お目当ての作家は三浦しをんさん。やはりしをんさん、うまく話を盛り上げては収束に向かうというそつのない作品でした。あさのあつこさん、近藤史恵さんの作品は初めて読んだのですが、なかなか楽しめました。ただ、何かに打ち込んで挫折するというところがちょっと内容としてかぶっちゃった気もしましたが、良作揃いな本でした。

  • 私も走りた~い!

  • 三浦しをんさんの作品だけ読んだ。

  • 「風が強く吹いてる」の三浦しをん、「バッテリー」のあさのあつこ、「サクリファイズ」の近藤史恵といったスポーツものの作品を著作にもつ女性作家がそれぞれニューヨーク、東京、パリの市民マラソンを様々な思いを持って走る市民ランナーを描いた短編集。非常に読みやすい。
    個人的には近藤史恵の「金色の風」が良かった。

  • アシックスのWebサイトに掲載されていたものが単行本となった。NY、Tokyo、Parisのマラソンとランニングシューズをお題に、スポーツに所縁の深い3人の作家が短編を書くという企画。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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