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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163292403
感想・レビュー・書評
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どれも鳥肌が立った。
特に『標本箱』。2007年〜2010年に、戦争の湿度と臭いを感じる話が生まれたのか。
まだ読める本が沢山あることが幸せ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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公共図書館で途中まで読んでた本
あいかわらず好みの文体、どこか儚げ -
言葉の使い方が美しい。
この時代の東京ことば、すきです。
生死って、息をしているかどうかってことじゃない。
からだが生きてても死んでしまうような出来事もあるし、
その逆もまたある。 -
「開かせて…」を読んだ時翻訳本みたいで、読みにく感じたが、この本は同じ著者が書いたとは思えないくらい文章が美しくあるときは妖艶であるときはぞわっとする一言では言い表せない作品だった。
この世とあの世の境を漂っているような不思議な魅力がある。 -
香りたつような文章の美しさ、旨さには惚れ惚れとするが、各小説自体に関してはいつもの皆川博子で、目新しさはないように感じた。相変わらず、という言葉がふさわしいように思う。安定した筆致で構築される幻想世界を求めている人にとっては本書はまさに最良のものだろう。ただ、「蝶」とはまた別の雰囲気を求めていた自分にとっては、いささか物足りなかった。
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少女外道
巻鶴トサカの一週間
隠り沼の
有翼日輪
標本箱
アンティゴネ
祝祭
読み始めには耽美的な文章と映りましたが、その実、とても読みやすく、手を止めることがありませんでした。
舞台は戦中戦後が主で、当時の特殊な状況が描かれています。ただ、泥臭いということはなく、むしろ逆でしょう。
上品かつフェティッシュな場面が所々にあり、どきりとさせられました。
皆川さんの著作は、エッセイ的な『辺境図書館』を別にして初めてですが、読み続けていくと思います。 -
7話からなる短編集。
2017.6再読。 -
世界観に入り込めず途中でリタイア。
著者プロフィール
皆川博子の作品





