少女外道

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784163292403

感想・レビュー・書評

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  • 短編ながらも濃厚。戦中戦後の時代の中、幻想と生死の狭間をさまよう少し普通じゃない少女たち。モノクロ、セピア色した唯美の世界に、紙一重の狂気感♪。

  • ダークな世界観なのに、グロテスクでもなく、下品でもなく、日本語も美しくて、びっくり。

    2015.02.03

  • 以前にも読んでいた(読み始めて気付いた)けれどあまり内容は残らなかった。雰囲気を楽しむ作品。

  • 皆川さんの短編、初めて読みました。
    今まで読んだ長編とは違う、言葉の裏にぞくぞくっとさせられる耽美な美しさがあった。どれも歪んでいて、決して共感できるものではないのだが、見ちゃいけないものがすっと入り込んでくるような魅力があった。戦争前後の時代、簡単に壊れてしまうような儚い哀しさが漂っていた。
    つい、これが長編になったら……などと想像してしまった。「隠り沼の」や「標本箱」など、もっと細かいところが知りたくなってしまう。だけど、この小さく儚いからこそ良いのかも。美しい表紙を閉じると、それぞれの欠片が、それこそ標本のようにおさまっている。

  • 「少女外道」皆川博子◆血と傷を偏愛する異様な感覚を押し殺そうとする少女を描く表題作など7編。どの作品もどこか怖くて歪んでいて感覚がおかしくなりそうなのですが、ただ逸脱しているだけでなく気品と浪漫がある。戦前〜戦後のセピア色の雰囲気も美しい。歳を重ねた著者だからこその魅力でしょうか

  • 短編集。
    「少女外道」、「巻鶴トサカの一週間」のみ読んだ。
    行間から背徳が匂い立つような、素敵な余白のある小説だった。
    残りのものもいつか読みたい。

    2014.03

  • 戦前から戦後を生きる女性の話。現代の物語とはちょっと違った、まるで違う世界のような話の集まりに、次は次はと釘付けになりました。淡淡とでも生き続ける女性達が魅力的です。素敵な短編集です

  • タイトルでノックアウト。

  • 戦中戦後が舞台の純文学のような幻想小説のような短編7つ。正直ストーリーは理解しきれてない気がするけど、独特な感性によって生み出された甘やかで歪んだ世界が味わえた。軽く別世界にトリップした気分。「隠り沼の」という話がいちばん好き。

  • 一つあげるとするならやっぱり表題作『少女外道』。血、背徳、蓮の花……これぞ耽美、という感じ。

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著者プロフィール

皆川博子(みながわ ひろこ)
1930年旧朝鮮京城生まれ。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁・旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、『恋紅』で第95回直木賞を、『開かせていただき光栄です‐DILATED TO MEET YOU‐』で第12回本格ミステリ大賞に輝き、15年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。著作に『倒立する塔の殺人』『クロコダイル路地』『U』など多数。2019年8月7日、『彗星図書館』を刊行。

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