本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784163292502
感想・レビュー・書評
-
僕も動物を飼育している以上、全く興味が無い訳でもない。が、しかし、血統なんてのはどうでもイイとも思っている。何でもかんでも、形から入るヒトには、必要不可欠なアイテムなんだろうな。僕としては、バカらしい、アホらしいと公言して憚らないがね。ペットショップで、頻繁に見掛ける産後2〜3ヶ月で店頭公開なんていう、生育過程における大事な時期を無視してバカな真似をと、いつも思うんだがね。そういうのに限って必ず血統書には「父ch直子、母ch直子、母の父ch直子」と書かれている。直子って意味、最初は「父chなおこ、母chなおこ」って何?っていう今となっては笑い話だが。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あっちもこっちもいまひとつの感じなのだけど、記憶には残りそうな。
-
主人公に魅力がない。致命的だ…。
全体的に薄暗い感じ。
当たり外れがあるなあ、門井さん。 -
読み手には原因がすぐわかってしまうので、作中でなぜわからないのかもどかしい。ストーリーは好みではないけどこの作家さんの中では文章が読みやすかった気がする。関係ないけどタイトル見るとどうしても「チャム」と続けたくなる。
-
日本画家の家に生まれ、血統の重みに耐えかねた一雅は洋画しかもペット絵の制作家として生きようとする。
仕事柄交流のあった真っ白なダルメシアンの交配に打ち込むブリーダーが狂犬病で死ぬ。
もしかしたら自分もという状況で彼を全力で支えるあかり。最後に救いがある結末。 -
犬の血統と絵描きの血統が組み合わさって面白い…?と思いきや、不明や足りないところか多いような…最後助かってるといいけど…
-
絵画制作師・時島と白いダルメシアンのブリーダー・森宮の交流の話かと思えば、物語は意外な方向に向かって行く。神永シリーズよりは文章が読みやすくなってるが、ラストがどうにも消化不良。
-
ペットの専門の肖像画制作師を主人公とした連作短編かと思いきや、物語は意表をつく展開に…。全く新しい犬種の謎と主人公の出自、さらにあるトラブルが「血統」というキーワードで結びついていく構成が見事。ミステリ度は薄めながらも、主人公の心の葛藤をめぐる人間ドラマとしては充実。
著者プロフィール
門井慶喜の作品





