風が吹けば

  • 文藝春秋 (2010年7月14日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 22
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163293608

感想・レビュー・書評

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  • 2009年の高校生健太が、1984年にタイムスリップ。一生懸命はダサい、さりげないおしゃれがイケてる、今風の少年が、暴走族やら(健太から見れば)ダサい格好の少年たちと出会う。
    タイムスリップものはどうやって味方を見つけるのかがひとつの取っ掛かりであるが、とにかく久保田くんがいいやつ過ぎて、(心の)イケメン過ぎて健太の活躍やら、ほんのりとした恋やらが霞んでしまった。知らないから思うのかもしれないが、上り調子の世の中に生きる人々の熱はいい意味でも悪い意味でも人を惹き付けるものだ。

  • 平成28年6月の特集「時間に関する本」

  • タイムスリップした84年で見た青春。

    夏休みにカメラマンの和希のアシスタントのバイトをすることになった健太。
    地元、田舎の時野沢町の廃墟で風に吹かれて、気づけば09年から84年にタイムスリップしていた。

    冷静で小太り親切な久保田を含め
    まだ若い和希さんを含めたツッパリたち軍団との交流。
    商店街開発のために忍び寄る黒い影

    失うものは何もなかったから
    健太は仲間たちのために全力を尽くした。

    タイムスリップ系の話って
    現代に戻ってきて過去の人たちに再会するってのが
    読んでいて面白いに決まってんだろおおおお。

    ツッパリたちの単細胞なところとか
    リッチーが本当の歌手になったとか話できすぎだけどw

    映像化したらいとをかし)^o^(

  • 2013年10月20日

  • 高校2年生の矢部健太は、夏休み直前のある日、1984年にタイムスリップしてしまう! 
    今どきの高校生と、熱き80年代ヤンキーとの魂の交流を描く、ちょっと変わった青春小説。

  • 80年代前半ってこんな感じだったんだ。何かいいなあ。

  • (※2011年手帳より)

  • 正直話の筋が予測できてしまってイマイチ。
    読みやすさと最後の後味の良さはよかった。

    加藤実秋さんという人はこの時代に青春を過ごした人なのだろうか。と思って調べたらまさしくだった。わたしの親世代である。
    その時代の凄くリアルな感じはたしかにあって、でも逆に、主人公が今を生きているリアルさがなかった。あたしと同世代の男の子の姿ではなかったような。そこが違和感の原因かもしれない。

  • タイムスリップの話
    久保田くんがいいね♪

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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