- 本 ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163294001
感想・レビュー・書評
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高校生になった夏子はひょんな事からクラスにろう者の女子がいる事を知る。そして彼女たちと共にダンスチームを組むが。
何かに夢中になれる青春って美しく、素晴らしい。様々なダンス用語が出てきて混乱するもののテンポの良い展開に夢中になった。
頑張ったことが全て報われる訳ではないけれど、それでも挑戦する者たちは美しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めると集中し、先へ先へと。後味さわやかで、あおはるの皆さんにおすすめしたい。あくまで主人公たち中心の描写は、生き方の多様性も含めわかりやすい。
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あたし夏子、高校一年生。
クラスに春香っていう一人ぼっちでいるのを気にしない女の子がいた。
いじめの経験があるあたしは、彼女がどうして平気なのかわかんなかった。
でも彼女はそうするしかなかったんだ。
耳が聴こえなかったから。
春香をきっかけに、あたしはろう学校に通うダンス好きの美紗と知り合った。
最初のうち、春香を美紗を避け、一緒にダンスすることも大反対。
美紗が一人で練習をしているとき、同じように一人で踊る女子大生の澪さんと出会った。
澪さんも耳が聴こえなかったんだ。
生まれつき聴こえない、幼少期に病気で聴こえなくなった、最近事故で聴力を失った女子三人によるダンスチームが結成。
あたしは彼女たちのマネージャーに。
さらに、澪さんがコーチ(それも男性!)を引っ張ってきたんだけど、そのコーチもちょっといわくつきで、ダンスチームは波瀾万丈、もうたいへん!
(アマゾンより引用)
美紗があんま好きじゃない -
これも子供向け
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中学時代にいじめにあっていた夏子は、高校ではいじめを避けようと、クラスメイトの春香がいじめられるように仕向ける。
しかし、ある日、ひょんなことから春香の秘密を知ってしまい…
そうこうしていると、何故かダンスチームのマネージャーになって、みんなでダンスバトルで優勝を目指すという、青春ものです。
特に後半はスピード感があり、一気に読み終えました。
映像化されても面白そうだなぁ。 -
実はそんなに期待はしていなかったのですが、良いですよ。中学の時にいじめられた子が、高校でいじめられないように変わろうとする。ああ、あんな話かと思っていたら、見事に裏切られました。一生懸命にダンスに打ち込む彼女達の気持ち良さ。とても素敵な女の子達です。
五十嵐さんは女子を書いても上手いですねぇ。 -
青春小説とひと言で言い切ってよいものか。
耳の聴こえない女の子たちがダンスに目覚めて目標を持って進んでいく。
一生懸命ひたむきに頑張る姿はとても清々しくって健常者やろう者といったもの飛び越えていたように思う。
彼女たちを見守る人たちの温かみやチームワークも良かった。 -
前半は文章にちょっと起伏が少ない感じだったが、後半はスピード感が増してページが進んだ。
高校一年生の二人の少女に対して、高校三年生の美紗は幼すぎ。同じ学年に設定したほうが良かったのではないか。
著者プロフィール
五十嵐貴久の作品





