サウンド・オブ・サイレンス

  • 文藝春秋 (2011年10月21日発売)
3.41
  • (13)
  • (33)
  • (61)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 242
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163294001

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 高校生になった夏子はひょんな事からクラスにろう者の女子がいる事を知る。そして彼女たちと共にダンスチームを組むが。
    何かに夢中になれる青春って美しく、素晴らしい。様々なダンス用語が出てきて混乱するもののテンポの良い展開に夢中になった。
    頑張ったことが全て報われる訳ではないけれど、それでも挑戦する者たちは美しい。

  • 読み始めると集中し、先へ先へと。後味さわやかで、あおはるの皆さんにおすすめしたい。あくまで主人公たち中心の描写は、生き方の多様性も含めわかりやすい。

  • あたし夏子、高校一年生。
    クラスに春香っていう一人ぼっちでいるのを気にしない女の子がいた。
    いじめの経験があるあたしは、彼女がどうして平気なのかわかんなかった。
    でも彼女はそうするしかなかったんだ。
    耳が聴こえなかったから。
    春香をきっかけに、あたしはろう学校に通うダンス好きの美紗と知り合った。
    最初のうち、春香を美紗を避け、一緒にダンスすることも大反対。
    美紗が一人で練習をしているとき、同じように一人で踊る女子大生の澪さんと出会った。
    澪さんも耳が聴こえなかったんだ。
    生まれつき聴こえない、幼少期に病気で聴こえなくなった、最近事故で聴力を失った女子三人によるダンスチームが結成。
    あたしは彼女たちのマネージャーに。
    さらに、澪さんがコーチ(それも男性!)を引っ張ってきたんだけど、そのコーチもちょっといわくつきで、ダンスチームは波瀾万丈、もうたいへん!
    (アマゾンより引用)

    美紗があんま好きじゃない

  • これも子供向け

  • 中学時代にいじめにあっていた夏子は、高校ではいじめを避けようと、クラスメイトの春香がいじめられるように仕向ける。
    しかし、ある日、ひょんなことから春香の秘密を知ってしまい…
    そうこうしていると、何故かダンスチームのマネージャーになって、みんなでダンスバトルで優勝を目指すという、青春ものです。
    特に後半はスピード感があり、一気に読み終えました。
    映像化されても面白そうだなぁ。

  • 内容は面白かったが、話のテンポが遅すぎる気がした。
    春香を踊りにひき込むまで、尾崎さんがコーチになるまで、抜けるといった美紗を説得するまで、それぞれ書き込み方が十分すぎる。もっと簡潔でもいいはず。軽快なダンスみたいに。

  •  実はそんなに期待はしていなかったのですが、良いですよ。中学の時にいじめられた子が、高校でいじめられないように変わろうとする。ああ、あんな話かと思っていたら、見事に裏切られました。一生懸命にダンスに打ち込む彼女達の気持ち良さ。とても素敵な女の子達です。
     五十嵐さんは女子を書いても上手いですねぇ。

  • 青春小説とひと言で言い切ってよいものか。
    耳の聴こえない女の子たちがダンスに目覚めて目標を持って進んでいく。
    一生懸命ひたむきに頑張る姿はとても清々しくって健常者やろう者といったもの飛び越えていたように思う。

    彼女たちを見守る人たちの温かみやチームワークも良かった。

  • 前半は文章にちょっと起伏が少ない感じだったが、後半はスピード感が増してページが進んだ。
    高校一年生の二人の少女に対して、高校三年生の美紗は幼すぎ。同じ学年に設定したほうが良かったのではないか。

  • 耳の聴こえない少女たちがダンスバトルに挑戦する青春小説。中学時代にいじめを経験した夏子、高校一年生。彼女のクラスに一人ぼっちでいるのを気にしない春香がいた。実は彼女は耳が聴こえなかったのだ。春香をきっかけに同じく耳の聴こえない美紗、澪さんと出会い、夏子は彼女たちがダンスチームを結成し、ダンスバトルに挑戦して行くサポートをすることになる。澪さんの元恋人尾崎さんもコーチとして加わり、様々な経験を経て、チームのみんなが成長を遂げていく。

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五十嵐貴久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×